専門医が教える、ちょっと得するお金の話①

先週、FPの試験は自分の講演ネタ“専門医が教えるちょっと得するお金の話”の精度を高めるためとお話しました。

今週は、その中からいくつかご紹介します。

今回は、“健康保険は、病院にかかるだけのものではありません”です。 

皆さんは、健康保険は病院にかかるだけのものと思って見えませんか?

病院にかかる際、窓口で保険証を提示すれば一定の自己負担以外は保険から給付されます。

ちなみに現在の自己負担率は、70歳未満は3割、70歳以上の一般は1割、70歳以上の高額所得者は3割の負担で病院に受診することができます。

これは、先進諸国のなかでも特筆すべき恵まれた制度です。

ちなみに、アメリカでは公的な健康保険はありません。国民それぞれが、自分で民間の保険に入る必要があります。

その掛け金も安価なものから高価なものまであり、安価なものでは十分な診療をまかなうことも困難です。

しかしそんな日本の優れた健康保険制度は、保険給付以外に意外な給付金があります。

   

  ・ 出産時・・これを給付された方は多いと思います。国民健康保険・政府管掌保険いずれも一児につき

                38万円(平成23年3月末までは暫定的に42万円)が支給されます。さらに政府管掌保険の本人

                であれば出産日42日から出産後56日まで計98日間、一日につき標準報酬月額の2/3が出産

                手当金として支給されます。大企業であれば支給もれはないと思われますが、中小企業では

                意外と知られていないものです。

   

  ・ 死亡時・・埋葬料が被保険者または被保険者の死亡によって一律5万円が支給されます。

                 一方国民健康保険にも葬祭費というものが存在します。市町村によって2から7万円が

                支給されます。この葬祭費、国民健康保険の場合、その存在を知らない方が多いよう

                です。私も身内がなくなった際に、遺族に請求するようにアドバイスしたところ5万円が

                支給されましたが、窓口担当者からは不思議な目で見られたようです。通常、役所には

                死亡診断書を提出するわけですから、その際に「埋葬料を受取られましたか?」程度の

                案内があってもよいかと思います。この国は、申請主義で“知っているものが得をする”

                好例かと思われます。

ファイナンシャルプランナー ③講演内容

実は、FPの試験は自分の知識の整理の目的だけで受けたわけではありません。

実は、自分の講演ネタ“専門医が教えるちょっと得するお金の話”の精度を高めるためでもあります。

以前から、認知症の講演の中で老齢年金や医療費の話をすると、皆さんの関心が急に高まることに気付いていました。

そこで、お金の話だけで90分という講演をしたところ、相当に好評です。

まず眠る人はいません。

何しろ得する話ですから、皆真剣になるようです。

特に対象がケアマネージャさん対象の場合、“最低限でも何か一つは、利用者様に使える話”と言い切れる内容だと自負しています。

実際に、講演後、数名のケアマネージャさんが市役所に駆けつけ、市役所の方が驚いたという話も聞き及んでいます。

やはり医師でしか分からない知識があるからだと思います。

これらの根底にあるのが、医師が作成する診断書です。

実は医師は系統だって診断書の勉強をしていません。

そこで依頼する側が、しっかりと勉強して医師に依頼することが重要になります。

言い換えると、医師は、診断書を有効に作成することで、医療以外にも患者さんに役立てるものなのです。

ファイナンシャルプランナー ②試験勉強

FPの資格を取ろうと思ったのは、半年前です。

とにかく、時間をかけたくなかったため、勉強は5月のゴールデンウイークからの3週間と決めていました。

それまでに参考書・問題集だけは準備しておきました。

しかし、ゴールデンウイークに入り、試験勉強の鉄則としてまず問題集を開けました。

しかし、さすがに、全く分野が違う世界、問題集をみても良く分かりません。

しかしそこをめげずに、問題集の解説を読みながら、参考書にチェックを入れる作業を勧めました。

さすがにそれだけで1週間以上かかり、試験に間に合うかと焦りましたが、ここがポイントとじっくり時間をかけました。

その後、チェックで塗りつぶされた参考書を読むと、比較的スムーズに知識が頭に入ります。

なぜなら、単なるエピソード記憶ではなく、“参考書のこの表現は、試験ではこのように問われている”という意味記憶に変換されているからです。

きっといきなり参考書を読んでいれば、スムーズに読み進めることはできないと思います。

そして、参考書を読んでから、再度問題集にもどると、あれだけ、何が書いてあるか理解できなかった設問が、すらすらと解けてしまいます。

一部、再度、誤答する事もありますが、それも“間違えやすい問題”として意味記憶されてしまいます。

最後の1週間は、学科試験対策から実技試験対策に重点を変えました。

合格率をみると、学科の合格率に比し、実技の合格率が低いため、比重を変える必要があると感じたからです。

実技試験対策中心にしていると、不思議と学科の知識もまとまってきました。

最終的には、あれだけ良く分からなかった知識が、出題予想までできるレベルに到達できました。

当日、学科試験は2時間のうち1時間で切り上げ、午後の実務試験に備えました。

実務試験は途中退出できませんでしたが、時間的余裕もありゆったりと取り組めました。

試験終了後、自宅で17時30分の模範解答の結果を確認すると、学科試験は9割、実務試験は満点という結果でした。

やはり、自分が今までに培った試験対策は、何にでも生かせると自信を深めることができました。

6月30日は合格証が届くと思います。