転ばぬ先の杖 - 認知症専門医 長谷川嘉哉のブログ

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またまた的中!? 『団塊のあと三度目の日本』by堺屋太一

投稿日:2017年5月10日

自分は、ことある事に、堺屋太一さんの『平成30年』をお勧めしてきました。
小説の中の出来事は、堺屋さん自身も
『残念ながら当たってしまった』というほど的中していました。
今回、2017/4/22の堺屋さんの最新作『団塊のあと三度目の日本』は
東京オリンピックが終わった、2026年が舞台です。

本からご紹介します。

1) 第一次世界大戦と二次世界大戦の約20年間、世界各国と失敗した。諸外国は独裁の失敗。
日本は、全権を握る独裁者がおらず、権限を分け合う官僚の無責任無定見による失敗だった。
2) 戦後日本の敗戦の本当の原因は、国民意欲の低下(欲ない、夢ない、やる気がない)が原因
3) 3ないの原因は、『超安定による不胎化現象』、自分の遺伝子を残したいという本能の喪失。
4) 『二つ目の仕事』で豊かになるものは豊かになる。特技を磨けるものは特技を磨く。それが、「一つ目の仕事」にも役立ち、積もり積もって国の活力を磨く。
5) 自動運転システムをつかって、タクシー全部に後続車追走自動運転装置をつけると、代行運転と違って二人いく必要がなくなる。
6) 住宅モーゲージで当たっている会社は、担保価値の低いとされているマンションを抵当にとり、介護サービス付き高齢者住宅に改装している。
7) 既に、全国住宅の過剰や医師の過剰が話題になっている。団塊の需要を当て込んで造りすぎたものだ。
8) 天国を創ってしまった日本:天国の住民は、天国から落ちまいとして必死になり、余所者をいれないように仕組みを守るのが大変。そして何よりも、天国にはさらに上に上る階段がない。
9) 日本は、『為替の悪くなり競争』に負けて、円高傾向
10) 官僚機構はどの政治家の敵でも味方でもない。官僚は常に官僚機構にのみ忠実なのだ。
11) 選挙と州都造り・・これが21世紀の『ええじゃないか踊り』になるよ。
12) 昔は、『地方が保守的、大都市が革新的』といったが、今は逆。大都市近郊の団地族こそ高齢で保守的、『「静かに死ねる」年金させもらえれば』という、『喰うために生きる族』だ。
13) 明治の日本は『強い国』を目指し、戦後日本は、『豊かな国』を目指した。これから始まる『三度目の日本』は『楽しい国』を目指す。

これから10年に参考になる本です。
20年前に『平成30年』を読んでから
金・外貨を買い続けました。
お陰で、金は相当の含み益を得ることができました。
外貨についての現状は
『為替の悪くなり競争』でうまく説明されています。
相当お勧めです。

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カテゴリー:書籍

必読!『大暴落ガラ』

投稿日:2017年5月8日

幸田真音さんの『日本国債』や高橋是清を題材にした『天佑なり』といった著書を読むと
債券市場や金利との関係を小説仕立てで理解することができました。      
2017/3/8には、新作『大暴落ガラ』が発売されました。   
あらすじは、"豪雨で荒川が決壊、東京都心が洪水に襲われる。                                 
その夜、「日銀の債務超過」というニュースが流れ、円と国債が大暴落――。   
初の女性総理・三崎皓子はこの危機から日本を救えるのか?"   
いつ地震が起きてもおかしくない現状では、洪水を地震と置き換えても良いかもしれません。

本から紹介します。

1) かつて国債を中心とする債券市場は、政府や金融当局が誤った政策を勧めようとするとき、
「暴落」という形をとって強く警鐘を鳴らす存在だった。
2) 市場の洗練や成熟を望んでいたはずの金融当局の手によって、
まさか今日のように市場が破壊されてしまうとは、だれが予想しただろう。
3) 機関投資家というものは、不透明感を嫌う。
先々が読めないような事態が起きると、より安全な分野へ資産を避難しようと考える。
4) FRBやECBのバランスシートがGDPの20%台なのに、日銀だけが100%に近付いていた
ついに、日本の中央銀行である日本銀行が、債務超過に陥った!
日銀が債務超過になれば、我が国の通貨である日本円そのものの信用が失墜して暴落するのは当然。
日本国民も円を持ち続けることに不安をもつと、国内からも円の流出が起きかねない。
5) これまで政府と日銀が手を携え、大量の国債やETFを買い入れ、かろうじて市場を支え、
体裁を繕って山積みする課題を力づくで押し込めてきた。そんなマグマが支えきれなくなって噴出しようとしている。
6) 東京発の世界恐慌か?日本経済の終わりの始まりか?
7) 日本人は勤勉よ。災害のたびに打たれ強くなっている。復興の兆しは確実に見えているし、日銀の財務強化ももちろんやる。この後は間違いなく円高に向かうわ

小説というより、前もって対策を立てるために指標になるような本です。お勧めです。

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カテゴリー:書籍

もう騙されない・・経験談の寄せ集めはエビデンスではない。

投稿日:2017年3月17日

医療の現場では、
原則は、
"本当に効果がある治療なら保険が適応されていますよ"
そのため保険外診療はどこか怪しげです。
しかし、患者さんにとっては、
藁をもつかむ思いで手を出してしまうものです。
医師であれば絶対進めない健康食品のコマーシャルが溢れています。
TV番組などでも不適切な内容で謝罪、
時に番組打ち切りのケースさえ見られます。

そんなコマーシャルや番組の嘘に騙されないための
良い本に出合いました。
『原因と結果の経済学』です。
一部紹介します。
・ どちらかが原因で、どちらかが結果である状態を因果関係があるという。
2つの事柄に関係があるが、原因と結果の関係にないものを相関関係があるという。
・ 因果関係と相関関係を混同してはいけない。
因果関係がはっきりしない、根拠のない相関関係による通説が山のようにあるのが教育と医療の分野だ!
・ 個人の経験談の寄せ集めはデータでなく、エビデンスでもない。

この本を読めば、思い込みや根拠のない通説にとらわれることもありません。
個人の体験談がメインのコマーシャルや
健康番組などの情報に惑わされることがなくなると思います。
お勧めです。

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カテゴリー:書籍

トヨトミの野望by梶山三郎 

投稿日:2016年11月11日

名古屋は、トヨタ自動車のお陰で潤っている街です。
身内や、友達や、患者さんにもトヨタ自動車関係の方がたくさんいらっしゃいます。
そんなトヨタ自動車を題材にした
梶山三郎さんの「トヨトミの野望」は、
名古屋人としては必読です。

内容から一部ご紹介。
1) 数字は嘘をつかない。物事の裏が鮮明に見える。
2) 叩きあげの役員と二世の役員は、親から引き継いだ資産の桁が違うのである。他に類を見ない恐るべき格差は、貴族と平民に例えられる。
3) トヨトミの敵はトヨトミです。お公家集団のぬるま湯は許さない。
4) 正当な利益を得られなくてもビジネスとは言えない。
5) 絵画売買で金をせっせと蓄え、賄賂として派手にばらまいた。
6) 自動車産業は怖い。莫大な投資とランニングコストが発生する工場設備、長期にわたる新商品への研究開発費用、世界を網羅した流通網と販売網、そして三万点の部品を供給する数々のサプライヤー。図体がでかいだけに舵取りを間違えれば修正は難しい。
7) 車は麻薬だ。一度、手にしたら手放せなくなる。悪魔のような利便性につかり、抜け出せなくなる。
8) トヨトミ教ではなく、資本社会のルールの下、社員が一致団結しなければいけない。
9) トヨトミは右から左に流して利益を得たことも、株で儲けたこともありません。自動車を製造し、世界中で販売して稼いで参りました。
10) 終身雇用制こそが日本国の経済成長を支え、国民を豊かに、幸せにしてきました。
11)寝ても覚めても経営のことを考える。それが経営者の本来の姿です。
12) トヨトミの圧倒的な広告の疲れで使用メディアを押さえ込むことができる。

一気読みでした。
もちろん名古屋人以外の方にもお勧めです。

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カテゴリー:書籍

足のゆびを刺激すると脳がたちまち若返りだす?!

投稿日:2016年10月31日

平成28年9月から毎朝のウォーキングのお伴は、
池井戸さんの「陸王」に感化されて購入した
ランニング足袋MUTEKIです。
1か月以上使用して、
身体に変化を感じています。
クッション性のあるシューズと違い、
踵からの着地ではなく、
自然と重心の真下に足が着地されます。
一歩一歩、足の裏全体をしっかりを使って、
特に指の付け根でしっかりと大地を
踏みしめている感じです。
結果、足裏の感覚が研ぎ澄まされたようです・・
最近では、普通の靴を履いていても
自然と、足の裏全体をしっかり使って
足の5本の指で地面で踏みしめているようです。

週に1回、身体のメンテナンスをしてもらっている
トレーナーの先生からも、
足の裏の指の付け根が力強くなり、
足の筋肉の密度が上がり、
まるで、"身体が若返ったようです"
と評価していただきました。

個人的には、足の裏から5本の指を使って、
歩いていると、身体の変化とともに
とても爽快な気分になってきます。
まさに、
"足袋をはいて足のゆびを刺激すると全身がたちまち若返りだす!"
の感じです。
アマゾンでも購入可能です。
多くの方に、お薦めです。

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カテゴリー:健康書籍