またまた的中!? 『団塊のあと三度目の日本』by堺屋太一

自分は、ことある事に、堺屋太一さんの『平成30年』をお勧めしてきました。
小説の中の出来事は、堺屋さん自身も
『残念ながら当たってしまった』というほど的中していました。
今回、2017/4/22の堺屋さんの最新作『団塊のあと三度目の日本』は
東京オリンピックが終わった、2026年が舞台です。

本からご紹介します。

1) 第一次世界大戦と二次世界大戦の約20年間、世界各国と失敗した。諸外国は独裁の失敗。
日本は、全権を握る独裁者がおらず、権限を分け合う官僚の無責任無定見による失敗だった。
2) 戦後日本の敗戦の本当の原因は、国民意欲の低下(欲ない、夢ない、やる気がない)が原因
3) 3ないの原因は、『超安定による不胎化現象』、自分の遺伝子を残したいという本能の喪失。
4) 『二つ目の仕事』で豊かになるものは豊かになる。特技を磨けるものは特技を磨く。それが、「一つ目の仕事」にも役立ち、積もり積もって国の活力を磨く。
5) 自動運転システムをつかって、タクシー全部に後続車追走自動運転装置をつけると、代行運転と違って二人いく必要がなくなる。
6) 住宅モーゲージで当たっている会社は、担保価値の低いとされているマンションを抵当にとり、介護サービス付き高齢者住宅に改装している。
7) 既に、全国住宅の過剰や医師の過剰が話題になっている。団塊の需要を当て込んで造りすぎたものだ。
8) 天国を創ってしまった日本:天国の住民は、天国から落ちまいとして必死になり、余所者をいれないように仕組みを守るのが大変。そして何よりも、天国にはさらに上に上る階段がない。
9) 日本は、『為替の悪くなり競争』に負けて、円高傾向
10) 官僚機構はどの政治家の敵でも味方でもない。官僚は常に官僚機構にのみ忠実なのだ。
11) 選挙と州都造り・・これが21世紀の『ええじゃないか踊り』になるよ。
12) 昔は、『地方が保守的、大都市が革新的』といったが、今は逆。大都市近郊の団地族こそ高齢で保守的、『「静かに死ねる」年金させもらえれば』という、『喰うために生きる族』だ。
13) 明治の日本は『強い国』を目指し、戦後日本は、『豊かな国』を目指した。これから始まる『三度目の日本』は『楽しい国』を目指す。

これから10年に参考になる本です。
20年前に『平成30年』を読んでから
金・外貨を買い続けました。
お陰で、金は相当の含み益を得ることができました。
外貨についての現状は
『為替の悪くなり競争』でうまく説明されています。
相当お勧めです。


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