略語

先日、グループホームの介護職員から質問を受けました。

介護記録の記載の中で、体温の略語をBTと書いたり、KTと書く人がいるが、どちらが正しいのか?という質問でした。

私個人としては、医師になって22年間、英語のbody temperature の略であるBTしか使った事がなかったので、早速調べたところKTはドイツ語のKörpertemperaturからきているということでした。

ちなみに、血圧は英語では、blood pressureからBPと記載します。ドイツ語ではBlutdruckからBDと記載します。

したがって、どちらも正しいのですが、やはり使用するなら、どちらかに統一した方が良いと思われます。

つまり体温はKT、血圧はBPでは少しおかしいと思われます。

また、相当前から医学の世界でも英語が標準です。

これから使用される方は、略語の正式名称を理解した上で英語の表記を使うことが良いのではないでしょうか?

こんな事を調べていると、学生時代に眼科の教授から『正式名称も知らずに安易に略語を使うな!』と厳しく指摘された事を思い出しました。

質問をしてくれた職員は、介護未経験で就職して1年にも達していません。

資格の取得のために、真摯に勉強をしています。

ある意味とても“純粋”な質問で、大事な事を思い出させて頂きました。感謝です。

日本福祉大学中央福祉専門学校

日本福祉大学中央福祉専門学校では、夜間の社会福祉士を目指す学生さんを教えています。

多くは、大学を卒業しており年齢層も多彩です。

昼間に仕事をしている人達も多いため、授業中も、疲れ果てて眠っている人もいます。

とても起こすのが忍びないほどです。

ここの卒業生は、優秀で、幅広い分野で活躍しています。

講演で多くの場所に行くのですが、その際の担当者に、卒業生が多い事に驚かされます。

当グループにも数人の卒業生がいますが、やはり人間性・能力共に優れています。

一つ残念な事は、社会福祉士という仕事が社会で正当に評価されていない事です。

彼らの知識・情熱をもっと有効に社会で利用していく事が大事だと思います。

そのためには、社会福祉士自体をもう少しアピールすると良いのですが、それが出来ない点が彼らの、良いところでもあるのです。

中部学院大学1年生

中部学院大学の1年生、見かけは今の学生と変わりはありません。

しかし、なぜ、介護福祉士の道を選んだかを記載してもらったところ、

“困った方の役に立ちたい”“人のために仕事をしたい”

といった言葉が見受けられました。

まだ18歳でこのような考えが出来る、彼らはとても素晴らしいと思います。

自分の大学時代を振り返ると、恥ずかしくなりました。

ところで、12月に自分が鹿児島県の知覧に行ったとき、特攻隊の多くが10代の若者であったため、学生さんとかぶってしまいました。

そのため、授業で知覧の話、特攻隊の話、特攻花の話、そして簡単なDVDも見てもらいました。

それに対する、彼らの感想文がとても素敵でした。

よく10代でこれだけ立派な感想・意見が記述できると感心しました。

正直、見かけや授業中の態度からは想像できないものでした。

彼らの“感性”はとても豊かであり、結果として福祉の道を志すに至ったのだと感動しました。

きっと立派な介護福祉士になることは間違いないと思います。

教える機会に感謝 

現在、中部学院大学日本福祉大学中央福祉専門学校の非常勤講師をさせてもらっています。

中部学院では介護福祉士を目指す1年生に、認知症をテーマに1コマ90分を15回講義しています。

正直、認知症だけで15回というのは何を話せば良いか、かなり難しいテーマです。

特に対象は1年生ですから、あまり内容が専門的になりすぎると、完全に眠ってしまいます。

自分への試練と思い、毎週日曜日は、1日講義の資料作成および勉強に使っています。

今回、1月末で今学期を終了しました。

学生の感想は知りませんが、とにかく自分にとっては相当勉強になりました。

社会人になると、なかなか系統だった勉強が出来ないものです。

人に教える機会を頂く事、これがもっとも自分の勉強になるのかもしれません。

機会を頂いた、大学関係者の方に感謝します。