周辺症状

高齢者の万引を放置しないで!認知症治療で改善可能性【医師が解説】

Portrait of Caucasian senior driver eating lyulya kebab in lavash

当院には、よく警察から電話が入ります。通常のクリニックであれば警察から電話が入ることなど相当に珍しいでしょう。しかし、当院の認知症患者さんは本当に本当にいろいろなことをされます。迷子になって保護されたり、車の危険運転で捕まったり、ときには火の不始末で亡くなった方も…。そのなかでも最近、急増しているのが万引きです。 どうしても万引きをしてしまう患者さんがいます。家族にとっては「病気の症状の一つ...

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認知症の周辺症状としてのうつ

うつ症状は、認知症の周辺症状としても出現します。 認知症の側頭葉機能を示すMMSE検査が15点を切ってくると周辺症状が出現してきます。 周辺症状は、幻覚や妄想と同じようにうつ症状も出現してきます。 しかし、その際のうつ症状は、通常の“元気がない”“反応が鈍い”といったうつ症状とは少し異なります。 周辺症状の場合は、身体的症状として訴えられる事が多くあります。 “頭が痛い”“お腹が痛い・気...

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周辺症状の治療困難例?

前回、半分から2/3の症例で、周辺症状がコントロールできるとお話しました。 しかし、残念ながら周辺症状がコントロールできないケースもあります。 その場合、在宅生活を継続する事は極めて困難となります。 この場合、どこに入所もしくは入院するかの選択が重要となります。 まず、考えることは、介護保険施設で対応できるか否かです。 周辺症状が薬物でもコントロールできないわけですから、通常の介護保険施...

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周辺症状の治療 ②

漢方や介護的対応でも周辺症状が改善されない場合、統合失調症に使われる抗精神病薬を使用することもあります。 通常、アルツハイマー型認知症の場合、セロクエルやリスパダールを眠前もしくは朝晩で0.5錠から1錠使用します。 血管性認知症の場合は、グラマリールを用います。 効果判定は1週間前後で評価します。 効果は、 「変わらない」 「周辺症状が改善した」 「効きすぎて、傾眠」 の3つです。...

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周辺症状の治療 ①

周辺症状の治療には、軽度の場合、漢方薬である抑肝散を使います。 一時、抑肝散が認知症の特効薬のように報道された事がありますが、中核症状の効果はあまり期待できません。 どちらかというと周辺症状の抑制に効果があります。 漢方にしては、比較的効果も早く発現します。 ただし、最近の漢方には錠剤もあるのですが、抑肝散にはありません。 粉は大変飲みにくいため、錠剤の開発を待ちたいものです。 周辺症...

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