認知症介護

介護認定は変更可?正しい認定がつかない理由と対応法を専門医が伝授

VIP clinic of the highest standards

最近、医療介護の現場では患者さんに正しい介護度がつかずに困っています。 「なぜこんなに介護が必要な人が要支援2?」と思う一方で「同じ程度に見えるのにあの人は要介護2?」ということがあったりして、納得がいかないことだらけです。 状態は何も変わっていないのに介護度が二段階も下がったケースもあります。これでは家族もケアプランの修正を余儀なくされます。生活のスタイルを根本的に見直さなくてはなら...

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世帯分離…家計を守る裏ワザ的方法のメリットとデメリット【事例も】

Two senior couples holding their arms

介護をしている家族にとって、施設型や訪問型などの介護サービスは、介護負担を軽減するためにも必要です。しかし、サービスによっては高額の費用がかかります。介護が長期化したり、サービスの利用頻度が高まったりするほど、要介護者を支える家族には経済的な負担が家計にのしかかります。 そんな介護費用の節約の“裏ワザ”ともいえるのが「世帯分離」です。二つ以上の家族が同居している場合、世帯分離をすることで介護...

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見当識障害・認知症専門医が伝える症状、治療法、対応のコツ等全知識

Sad senior man forgot how old is

最近、父の「物忘れ」が多くなってきたようだ。 「オヤジもそろそろ認知症かも…」と思って医師の診察を受け、一言。 「お父さんは少し認知症の傾向がありますね。見当識障害も見られます。まあよくある認知症の症状ですよ。」 このように言われることがあります。あまりなじみのない言葉なので、多くの疑問を持たれることがあるでしょう。 見当識障害(けんとうしきしょうがい)とは、医学用語では失...

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認知症のリハビリについて・専門医が解説する改善のための5つの知識

Hands of senior lady folding Origami paper

認知症専門外来では、ご家族の方から「薬以外に何かできることはありませんか?」としばしば質問されます。 「薬だけに頼らずに改善のために何かしてあげたい」と考えるご家族の気持ちはとてもよくわかります。少しでも以前のような生活を取り戻したいと願うはずですから。 結論から言うと、認知症に対するリハビリは絶対に行うべきです。事実、私の外来でも改善された例が多々あります。反面、薬と医師に頼りっぱな...

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映画「恍惚の人」認知症専門医が独自の視点で詳細解説【あらすじも】

koukotsu-theme

私が社会福祉士の専門学校で認知症の授業を行っている時に、学生に観てもらっていた映画が『恍惚の人』(豊田四郎監督・昭和48年・東宝)です。 原作である有吉佐和子さんの小説「恍惚の人」が、昭和47年6月に出版されると大きな社会的反響をよび140万部を売り上げるベストセラーとなったそうです。 その当時の日本の平均寿命は男性が69歳、女性が74歳。65歳以上の高齢者は当時は7% (平成28年度...

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認知症介護の話 イチョウ葉エキスガムちょっと危険?

きっと会社としては、力を入れた新商品なんでしょう。でも専門医としてはちょっと危険です。このガムの宣伝をみてすでに認知症を発症した患者さんも噛むようになります。その際に、怖いのが窒息です。認知症患者さんは入れ歯でさえ誤嚥することがあるのです。 確かにパッケージには、機能性表示食品と表示・・『疾病の診断、治療、予防を目的としたものではありません。』と記載されています。でも、認知症患者さん家族にとってみ...

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認知症介護の話 悪口を言うがごとく伝える

患者さんの家族から、『おばあちゃんは都合の悪いことは聞こえなくて都合の良いことしか聞こえない」と言われることがあります。 これは医学的に説明できます。老人性難聴では、高いほうの音から聞き取りにくくなります。特に「サ行」や「タ行」などの音の高さは、2000~3000Hzと、日常会話のなかでは、高い音域に属します。そのため、相手が話した言葉とは違う言葉に聞こえるようになります。例えば、「タカイ」と発音...

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認知症介護の話 台風が人の声

毎日の診療では認知症患者さんから教科書には書いていない症状を教えてもらえます。 先日の台風の日も雨風が窓ガラスを打ち付けていました。その音を聞いた患者さん『誰かが、窓を叩いて呼んでいる』と言って、台風の中窓を開けようとします。それを止めようとするご家族に対して『あんたらは、何て薄情なの!』と強く抵抗・・ご家族総動員でなだめてなだめて落ち着いてもらったようです。ご家族からは、『この1年で最も大変な...

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認知症介護の話 一番忙しかった時代は一番輝いていた時代

施設から突然、出ていこうとされる認知症の女性。『○○さん、どこに行かれんですか?』と聞くと『子供に、お弁当を作らないかん』そんな方が、多くいらっしゃいます。それほど、女性にとってお弁当を作ることは大変で、大切なことであったようです。 女性がお弁当を作る時代はご主人の世話親の介護子供の世話自分の仕事とってもとっても忙しい時代です。 認知症になったらもっと楽しい時代に戻ればよいのになぜか、一番忙し...

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認知症介護の話 帰宅願望は思い出に帰る

認知症患者さんは不思議と夕方になると『家に帰る』と言われます。いわゆる帰宅願望です。 女性の場合は、帰宅=実家に帰るです。ところが、男性の中には、生まれてから一度も引っ越したことがない方でも『家に帰る』と言われます。家族にしてみれば、"どこに帰るの?"と疑問を持たれます。詳しく彼らの話を聞くと、『家に帰ると両親や兄弟が待っている・・』と言われます。 どうも帰宅願望は、具体的な家ではなく人生でとても...

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