在宅や施設での死亡確認の判断について在宅医療専門医が解説

先日、加齢変化により食事もとれなくなったグループホームに入所中の患者さんがいらっしゃいました。ご家族も、施設による看取りを希望されたので、積極的治療をせずに経過観察していました。いよいよ全身状態も悪化し、いつ亡くなっても …

脳神経内科専門医がお薦めする水素吸入機の具体的導入方法

先日、私の22歳の娘が奇異性脳塞栓に罹患。左片麻痺の症状が出るも水素吸入療法で、脳神経内科専門医の予想を超えた劇的な改善をした記事を紹介しました。多くの方からの反響があり、ヘリックスジャパンさんへも多くの問い合わせをいた …

脳塞栓の娘を救った、水素吸入の奇跡

令和5年4月に私の娘が22歳で奇異性脳塞栓になり救急入院をしました。東京女子医大の先生方の適切な治療で血栓除去術をおこなうも、脳幹の橋の梗塞巣により左片麻痺になりました。 その後回復リハビリテーション病院でリハビリを行い …

便秘でお悩みの方へ・・下剤服薬の前にお薦めの薬の紹介

外来でも便秘で悩まれている方はたくさんいらっしゃいます。そのため、「先生、下剤を下さい」と希望されることも多々あります。しかし、安易な下剤の服用は、激しい下痢になってしまったり、逆に全く効果がない事もあります。 そのため …

認知症基本法で何が変わるの?専門医が解説

2023年6月14日、「認知症基本法」が参議院本会議で全会一致で可決・成立しました。日々、認知症患者さんに関わっている御家族・医療従事者・介護従事者からすると、「いきなり決まった法律は何?」と不思議な気がします。しかし、 …

感情の整理をすると穏やかな看取りが実現する理由

先日、とても残念なご家族がいらっしゃいました。パーキンソン病患者さんが誤嚥性肺炎で入院。全身状態が悪化しているため経口摂取が不可能。病院の医師からは自然経過による看取りを薦められるも、延命を希望。中心静脈栄養を留置されて …

胃ろうより負担の多い中心静脈栄養をなぜ選択するのか?

最近、食事がとれなくなった患者さんの中で中心静脈栄養を選択される人が続いています。個人的には特に中心静脈栄養は選択してほしくないと思っていたので不思議に感じています。そこで患者さんの家族にお伺いすると入院中の病院から『胃 …

誤嚥・窒息による裁判が、介護現場を疲弊させる

先日、当院に弁護士さんから電話。以前に当院を受診されていた患者さんが、施設で食事介助の際に窒息、死亡。それに対して、家族が施設側の責任を問題視して、弁護士に調査依頼をされたとのこと。そのため当院の外来カルテを開示請求する …

error: Content is protected !!
長谷川嘉哉監修シリーズ