認知症ケアの標準化

先回認知症に対する介護は遅れているとお話しました。従来の認知症介護は、「心情的ケア」あるいは「対応型ケア」と言われていました。つまり、根底に「気の毒な」「かわいそう」という心情があり、ケアも経験に基づく症状に対応するものでした。つまり客観性に乏しかったのです。今後は、介護の技法として伝達され、標準化する必要あると思われます。 実際、認知症の患者さんは、ふさわしい状況と安心できる環境に置かれると、...

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ピンピンコロリの実現のために

講演で一般の方々の前でお話をして感じることがあります。皆さん漠然とした不安をお持ちです。“できれば、人の介護を受けたくない。いつまでも自分の事は自分でしていたい”と思っているようです。人間はどのような時に介護が必要になるのでしょうか?それは大きく「身体介護」と「認知症介護」に分けられます。いつまでも身体が動き、認知症にならなければいつまでも、生活は自立します。結果として、いつまでも元気で自宅での生...

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お葉書を頂きました

先日、遠方から受診されていた患者さんからお葉書を頂きました。 “お世話になりました。先日、永眠いたしました。先生の「子供さんが、きっと見ていますよ」と言う言葉を胸に介護をしてきました。ありがとうございました。” その方は、懸命に認知症のおじいさんの世話をされていました。しかし、身内の心無い言葉・態度に苦労されて介護されていました。思わず、30年前の 自分の母親の姿と重なってしまい、かけさせてい...

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認知症の経験を役立てて

認知症になった祖父は、食べた事も忘れてしまい“何も食べさしてもらっていない”と言っていました。風呂に入ると、トイレットペーパが湯船に浮いており、毎日祖父に一番に入浴してもらい、その後、湯を入れ替えていました。その他にも、被害妄想もあったようです。 そんな中、たまに来る叔父や叔母の前ではとても調子がよく、その事が両親の介護負担を重くさせていたようです。しかし、そんな祖父も徐々に弱り、数年後には食事...

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ブログを開始させていただきます

本日より、認知症専門医そして医療法人ブレイングループの理事長として、長谷川嘉哉のブログを開始させていただきます。内容は、「認知症の知識の提供」、「健康情報」、「脳の使い方」、「日常外来からの話」、「成年後見人について」等 広く情報を発信したいと思います。認知症の介護に携わる、ご家族や介護職を中心に多くの方にお役に立てれば嬉しいと思います。 現在、認知症の患者さんは約200-300万人と言われ...

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