郵政グループ新規上場・・NTT株を思い出そう

2015-11-06

バブル真っ只中に上場したNTT株は日本経済に強烈なインパクトをもたらしました。民営化企業の初上場ということもあり、1986年11月17~26日の申し込み期間中には、165万株の売り出しに対して1058万件の申し込みがあったそうです。我が家も家族中の名前を使って申し込んだものです。 翌1987年2月9日に東証に上場すると、買い注文が殺到して初日は値がつかないまま取引を終え、翌日の取引終了間際にようやくついた初値は、売り出し価格119万7000円を約40万円上回る160万円。その後も騰勢は加速し、4月22日には318万円の高値を記録。申し込み抽選で当たった投資家はわずか2か月余りで資産を2.5倍以上に増やしました。我が家も2株ほど購入できたため車を買い替えたものです。

ちなみに当時、165万株のNTT株に群がった個人投資家の約3割は株式投資の初心者だったそうです。とにかくNTT株を買えば儲かるという伝説を信じ込み、大勢のビギナーが買いに走ったのです。 しかし、そんな“祭り”はいつまでも続くわけがありません。1987年10月には米国発のブラックマンデーによって世界同時暴落に見舞われ、NTT株も急落。「300万円台で高値掴みをして、泣く泣く200万円台で損切りした人も続出。『まだ上がるはず』と信じて売るに売れず、塩漬けになった人もたくさん。我が家も、車を購入後にさらにNTT株を高値で2株購入し、塩漬けになっていましたから、トータルでは±0であったと思われます。

2015年10月には日本郵政グループ3社の大型IPO(新規上場)があります。この上場で個人投資家が65万人誕生するといわれています。投資されるなら、NTT株の教訓を学んでから参加されることをお勧めします。私は、あくまで10年に一度の大暴落をゆったりと待ちたいと思います。


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