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                     2010年8月20日(金) 東濃新報掲載

出版不況時代に異例の増刷

 

 

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 土岐内科クリニック(土岐市肥田浅野笠神町)などを経営する医療法人ブレイン理事長の長谷川嘉哉さん(44歳)が、学研メディカル秀潤社から著者『患者と家族を支える認知症の本』を発刊。名古屋以内の書店売り上げランキングで一位になるなどの人気ぶりで、第一刷五千冊に加え今月には第二刷二千五百冊が増刷された。

 長谷川さんは名古屋市立大医学部卒業後、勤務医を経て、平成十二年に土岐市で開業。神経内科を専門とし、認知症患者とかかわるうちに事業の幅を広げ、医療介護福祉の総合的なサービスを展開している。近年は各方面から講演依頼も多く、講演内容などをわかりやすい一冊にまとめた。

 著者はソフトカバー、百二十ページ。長谷川さん自身、中学のころに認知症の祖父との同居を経験しており、医師・介護従事者としての専門知識に加え、認知症患者を持つ家族の側に立った内容となっている。横書きでイラスト・図表を使った読みやすいレイアウトになっており、価格は税込みで千八百九十円。

 

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