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2011年4月14日(木) 中日新聞掲載

  

被災者の食事 栄養考えよう

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栄養学における三大栄養素とは炭水化物、脂質、タンパク質である。高齢により食事の摂取量が減ってくると、従来はお粥を中心とした食事摂取がされてきた。しかし、お粥では炭水化物が中心となるため、低テンパク血症になることが多い。

そのため、最近ではタンパク質のもとであるアミノ酸、ビタミン、ミネラルが含まれた栄養補助食品が用いられ、効果が表れている。

さて、今回の東日本大震災による被災者の方々には、被災地でおにぎりやパンが配給されていた。しかしこれでは栄養が炭水化物に偏ってしまう。ただでさえ、衛生環境が悪化している中、わずかでもいいので栄養補助食品の追加を検討してみてはどうだろうか。

量もかさばらず、肉体的にも精神的にも過剰なストレスにさらされている被災者の方々の健康面で有効であると思われる。

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