ビジネスパートナーとしては最悪?・・早期認知症患者さん

2015-10-19

先日、外来でなくビジネスの場で早期認知症患者さんと接する機会がありました。
彼の年齢は70歳代前半。
ビジネスの実績は素晴らしい(らしい??)
見た目もとてもダンディで素敵でした。
しかし、話を進めるとおかしい、おかしい、おかしい。

設備に必要な額は?
運転資金は?
損益分岐点売上は?
集客方法は?
借り入れ条件は?
など、いわゆる数字的な質問をすると全く答えられません。
もちろん経営計画などありません。
帰ってくる言葉は、“ぜったい”“すごい””心配ない“だけ。
そこに数的な裏付けはありません。

さらに問い詰めると。
そこまで説明する必要はない。
君に何がわかる。
あれこれ口を出すな!
本当は、会いたくなかった。
と怒り出す始末です。

私のブログを呼んでいる人なら気が付きましたよね?
65歳を超えると7人に2人は認知症もしくは早期認知症です。
早期認知症になると、論理的思考が低下します。
そのうえ、理性がコントロールできなくなります。
数字で裏付けされるような論理的な質問は苦手です。
論理的な質問が続くと、頭が混乱するようです。
その結果、怒り出す。
彼は、まさに典型例でした。


長谷川嘉哉監修の「ブレイングボード®︎」 これ1台で4種類の効果的な運動 詳しくはこちら



当ブログの更新情報を毎週配信 長谷川嘉哉のメールマガジン登録者募集中 詳しくはこちら


そんな彼らには、もう一つ特徴があります。
『そんなこと聞いていない、言っていない』
挙句の果ては、『俺は知らない』
ビジネスパートナーとしては最悪です。
近寄らないようにしたいものです。
もちろん、患者さんなら治療適応です。

 

error: Content is protected !!
長谷川嘉哉監修シリーズ