毅然とした態度で・・認知症の暴走運転

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認知症患者さんが、車で暴走しています。
連日、新聞紙上では高齢者の交通事故が報道されています。
認知症専門医からすれば、多くは認知症もしくは早期認知症です。
自分の車を傷つける。
アクセルとブレーキの踏み間違える。
高速道路の逆走。
ついには以下のような事件までおこりました。

平成27年10月28日、宮崎市高千穂通りの歩道で、軽自動車が、およそ700メートルにわたって暴走し、歩行者6人を次々とはね、50歳と66歳の女性2人が死亡、男女4人が重軽傷を負った。捜査関係者によると、男性は、数年前から認知症の症状があり、病院で治療を受けていて、てんかんの病歴もあるという。男性は、認知症の症状が出たあとに、数回にわたって、鹿児島県内で交通事故を起こしていたことが新たにわかった。”

 皆さんは、家族が被害者であった時、加害者が認知症だからといって許すことができますか?
しかし、”地方では車以外の交通手段がない“といった理由で議論が終わっています。
これでは、被害者は増加する一方です。
てんかん患者さんが、京都の八坂神社を逆走したことがありました。
その後医師会を通じて、てんかん患者さんへの運転の可否について厳しい指導がありました。

認知症患者さんについても、まずは医師が
”運転は禁止“を厳しく指導すべきです。
結果として、従うか否かはその後の問題です。
少なくとも当院では、患者さんに嫌われても
毅然と、車の運転を止めていただくようお願いしています。
真剣に接すれば、患者さんも家族も同意してくれるものです。

 

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