最新研究で判明「やせている人ほど認知症になりやすい」は本当か?

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Pensive elderly man looking at color building blocks on table, old age dementia

肥満は万病のもとと思われている方がいらっしゃいます。外来でも、多くの患者さんが「体重を減らしたい」と言われます。実際、メタボリックシンドロームの基準に基づいた検診では「体重を減らすよう」に指導を受けた人もいらっしゃるのではないでしょうか?

そんな中、最新のとある研究で「やせている人ほど認知症になりやすい」という結果が出たのです。今回の記事では、月に1000名の認知症患者さんを診察する専門医長谷川嘉哉が、認知症と体重の関係を解説します。

1.研究結果:高齢者は、やせている人ほど認知症になりやすい、とは

今回ご紹介する研究は、40の大学や研究機関が参加している、高齢者の健康問題を調査するプロジェクト「JAGES」で研究され、分析されたものです。

調査の対象は、愛知県常滑市と南知多町に住む65歳以上の高齢者。研究チームは6年間にわたってこの地域に暮らす3696人を追いかけ、認知症の発症率や原因を調査した。すると、やせている高齢者は標準体型(BMI18.5~25未満)の人に比べて、最大で172%もの割合で認知症にかかるリスクがあると明らかになった。逆に、BMI25以上の肥満体型の人は、標準体型を100%とすると認知症になる可能性は73~82%。つまり、太っている人ほど認知症にならない(出典:https://gendai.ismedia.jp/articles/-/67497

という結果が出たのです。

*BMI:体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)の計算法で割り出すボディマス指数

Elderly woman's face with glasses

やせている人のほうが認知症リスクがあるという研究結果が出ました

2.BMIから計算する身長別の、やせ型・太っている体重

身長から、痩せている境界値のBMI 18.5と太っている境界値のBMIの25の体重を表で紹介します。BMI18.5から25以内の体重なら標準と言えます。

BMI\身長(㎝) 150 155 160 165 170 175 180
BMI 18.5 41.6 44.4 47.4 50.4 53.5 56.7 59.9
BMI 25 56.3 60.1 64.0 68.1 72.3 76.6 81.0

自身の身長体重と比べてみてはいかがでしょうか? 特に若い女性では、身長が160㎝で体重が47.4㎏未満を目指している人は結構いらっしゃいます。これは、実はやせすぎに向かっているのです。

3.なぜやせていると認知症になりやすい?

なぜ、やせていると認知症になりやすいのでしょうか?

3-1.筋肉量が少ない

やせていると筋肉量が少なくなります。現在、筋肉から分泌されるホルモン(=マイオカイン)には30種類以上ありますが、その中のアディポネクチンが認知症の予防改善に関与することが分かっています。

マウスの実験では、運動によってアディポネクチンが脳内に入りこみ、記憶を司る海馬の神経細胞の新生を促すことが報告されています。やせていて筋肉量が少ないと、そもそも、マイオカインの一種アディポネクチンの分泌が少ないことで認知症になりやすいと考えられるのです。

3-2.糖尿病になりやすい

糖尿病は、認知症の2大原因であるアルツハイマー型認知症と血管性認知症のいずれの原因にもなります。やせていて筋肉が少ないと、糖尿病にもなりやすくなります。筋肉はエネルギーの最大の消費地であり、同時にカロリーの貯蔵庫の役割を持っています。やせていて筋肉量が少ないと、血糖をコントロールすることができず、糖尿病になりやすくなるのです。以下の記事も、参照になさってください。

糖尿病で認知症リスク増加?予防が大切な理由を認知症専門医が解説

3-3.転倒骨折の危険性が高い

筋肉量は転倒の原因に大きく関与します。筋肉量が減ると、転倒しやすくなるのです。その上、転倒の際に、クッションの役割を果たす筋肉は脂肪が少ないため骨折しやすくなります。特に下半身の骨折をきっかけにして、寝たきり生活になることで認知症も発症しやすくなるのです。以下の記事も、参照になさってください。

高齢者の転倒が寿命を縮める理由&予防に効果的なたった一つの方法

4.理想形は、ちょい太。その目安は

若い時と65歳を過ぎてからでは、理想の体重も変わってくるのです。多くの報告例から考えると、高齢者にとってはBMI25~27.5の範囲が、まさにバランスがとれた数字なのです。2章のBMI25の体重からプラス1割ぐらいの間になります。

BMI25から27.5は、見た目では、「チョイ太」の感じです。あえて食事制限と過剰な運動をして体重を減らす必要はありません。BMI25前後を維持すればよいと考えましょう。

具体的には、身長155㎝の女性であれば、体重60から66㎏、身長170㎝の男性であれば、体重72㎏から80㎏であり、かなり余裕のある数字だと思いませんか?

Group Of Seniors Enjoying Fitness Class In Retirement Home

若干肉付きがいいくらいのほうが認知症になりにくいと感じます

5.やせていても元気な人は

ところで、外来をやっていると90歳を超えて、痩せていて、身体も小さいのにとても元気な方がたくさんいらっしゃいます。こういう方を見ていると、「痩せている人が認知症になりやすい?」と疑問が沸きます。

しかし、彼らは間違いなく、よく食べます。それも、肉・魚・卵・天ぷら・寿司といったタンパク質を好みます。その上、じっとすることなく、一日中動き回っています。しっかり食べて、しっかり動いているため、一見痩せていても、筋肉はしっかりしているのです。

6.筋肉の多い体づくりにはブレイングボード®️もお薦め

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ブレイングループが開発したブレイングボード®

筋肉量を増やすには、単に散歩といった有酸素呼吸運動だけでは不十分です。そんな時には、ブレイングループが開発した「ブレイングボード®」がお勧めです。

「ブレイング®」とは、脳を意味するブレインとトレーニングを組み合わせた言葉です。「ブレイングボード®」の上で運動するだけで、「有酸素運動」「筋力トレーニング」「柔軟性向上」「バランス性向上」の4つの運動が一度にできます。

特に、「ブレイングボード®」の上で片足立ちをすると、通常よりも足に力を入れて踏ん張る必要があります。その結果、体幹を中心とした筋肉のトレーニングとなり、筋肉量を増やすことが可能です。ちなみに、一分間の片足立ちによる負荷は50分の歩行に相当します。運動不足がちな方にはぜひお勧めできる運動サポートツールです。詳しくは以下のページをご覧ください。

ブレイングボード®️公式ホームページ

7.まとめ

  • 最新の研究で「やせている人ほど認知症になりやすい」という結果が出ました。
  • 痩せて筋肉量が減ることによるマイオカインの分泌減、糖尿病のなりやすさ、転倒しやすさが原因となります。
  • 筋肉量を増やして認知症を予防するためにも、「ブレイングボード®」はお勧めです。
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