認知症に関すること

認知症患者予防の数値目標発表後に取り下げ!この事態を専門医が解説

Senior Woman Doing Crossword Puzzle At Home

2019年5月、政府は大綱の素案で「70代の認知症の人の割合を10年間で1割減らす」など、初めて予防の数値目標を提示しました。しかし、認知症の予防法は確立されておらず、当事者や家族が「予防できるという誤解を生む」などと反発していました。その結果、6月には予防に関する数値目標を取りやめる方針を固めました。 認知症は、単一の原因で起こるわけではありません。いくつもの要因が組み合わせることで発症し...

続きを読む

75歳以上に義務!免許更新時の認知機能検査の実態を専門医が報告

Doctor and patient

平成29年3月12日の改正道路交通法では、高齢者による運転事故の防止を目的として制度の見直しが行われました。その結果、3年に1度の免許更新時には、認知機能検査が義務付けられました。その結果により医師の診断も義務化されました。そのため当院の認知症専門外来には認知機能検査後の患者さんが多く受診されています。 今回の記事では、月に1000人の認知症患者さんを診察する認知症専門医の長谷川嘉哉が、認知...

続きを読む

認知症の超困難事例とは…いかに対応するかを認知症専門医が解説

Despairing senior man

私の認知症専門外来で、この2週間で2例ほど、超困難事例に遭遇しました。月に1000人の患者さんを診ていますが、一定数の超困難事例があるのです。このような方は周辺症状が強く、常に介護を要します。そのため介護サービス側としても一人介護者が取られてしまいます。そのため、介護サービスからも利用を断られます。 この状況では、介護施設の入所も不可能です。この場合、精神科入院が考えられますが、運動機能が落...

続きを読む

自宅に帰りたいわけでない帰宅願望への対応を認知症専門医が解説

Health visitor and a senior woman during home visit.

認知症患者さんの介護をしていて、ご家族や施設が困る症状に帰宅願望があります。しかし、生まれてから同じ場所に住み続けている患者さんでも、「家に帰ります!」と言って出ていこうとします。思わず「帰るってどこに?」と突っ込みたくなりますが、本人は真剣です。どうも帰宅願望は自分の家に帰りたいわけではないようです。 グループホームなどでは、夕方になると一斉に多くの入所者さんが帰宅願望を訴えます。そんな時...

続きを読む

一見無意味な詰め込み教育にも意味がある!理由を認知症専門医が解説

Students studying mathematics

認知症専門外来をやっていると、相当認知症が進行していても「百人一首がスラスラと言えたり」「古典の一説をそらんじたり」「歴代の天皇陛下の名前が全部言えたり」する方がいらっしゃいます。 現在の高齢者の方は、子供のころに意味もわからないまま、無理矢理、百人一首や古典や歴代の天皇陛下の名前を憶えさせられたのです。いわゆる「詰め込み教育」です。数分前のことは覚えていないのに、子供のころに覚えた事は忘れ...

続きを読む

将来のための「介護脱毛」とは・そのメリットを認知症専門医が解説

senior female patient sleeping on bed

先日、認知症専門外来で患者さんの家族から、「先生、妻の介護脱毛をお願いできる医療機関を紹介してください」とお願いされました。どうやらテレビで「介護脱毛」のことを特集したらしいのです。ご家族はそのテレビを見て私のところに訪ねて来られたようでした。 私は専門医として、認知症についての質問については殆ど回答できる自信があります。しかし、今回のケースは「介護脱毛?」「この年齢で脱毛?」「何のために?...

続きを読む

天声人語(新聞コラム)を書き写して認知症予防!理由を専門医が解説

Desktop, office worker. News newspaper, glasses, notepad, modern mobile phone.

認知症専門外来では、よくご家族から「薬だけでなく何か認知症の改善・予防に効果的なことはありませんか?」という質問をいただきます。そんな時にお勧めしているのが、新聞の一面のコラムの書き写しです。コラムといえば朝日新聞の天声人語が有名ですが、どこの新聞でも構いません。 「ただ書き写すだけで?」と思われがちですが、脳の働きからみても多くの効果があります。今回の記事では、認知症専門医である長谷川嘉哉...

続きを読む

【研究解説】睡眠が脳を清掃!認知症と睡眠の関連を専門医が解説

Senior woman resting on bed

脳の活動と睡眠の関係性を示す新たな研究結果が明らかになりました。このほど科学学術誌『Science Anvances』で2019年2月下旬に発表された最新研究によると、睡眠不足とアルツハイマー病の関連性が示唆されています。今までも、認知症予防に睡眠が重要であることはわかっていましたが、今回の発表は、睡眠の質と脳脊髄液が脳を清掃する動きを具体的に解明したものでした。今回の記事では、認知症専門医である...

続きを読む

週刊誌の見出しに惑わされないで!抗認知症薬の副作用を専門医が解説

Senior man taking pills

最近週刊誌では、「薬で認知症は治らない 」「効果は物忘れ、注意力の一時的改善」「妄想、食欲低下の副作用」などの特集が組まれています。内容を読めば、それなりに専門医の意見も書かれています。しかし、多くの方は「見出し」だけをみてやはり「認知症の薬は副作用が怖い」「認知症で医療機関に受診しても無駄」と間違った判断をされてしまうのではないでしょうか。 確かに毎日認知症患者さんを診察していると、薬の副作用...

続きを読む

料理は最高の脳トレ・・認知症予防にも効果があり理由を専門医が解説

Housewife

誰でも認知症にはなりたくないものです。そのため、認知症を予防するための脳トレ、つまり脳を鍛えることへの関心が高くなっています。実は、主婦の方に最も効果的な脳トレは、誰でも日頃から行っている「料理をすること」なのです。 実際、認知症専門外来でも、子供さんの独立、逆に子供さん世帯との同居を機に料理を作らなくなり、認知症が発症してしまった患者さんもたくさんいらっしゃいます。 今回の記事では、...

続きを読む

error: Content is protected !!