2021-12-27 高齢だからと諦めない「頻尿」の原因と治療・放置は重症化のリスクも 日々の外来では、頻尿を訴えられる患者さんが多くいらっしゃいます。一口に、頻尿と言っても様々で、一日中訴える方から、夜間のみ頻尿を訴えられる患者さんもおります。夜に一時間ごとにトイレに行くような状態でも、「年だからしょうが …
2021-12-21 アルツハイマー型認知症が血液検査でわかる日が来る? 血液検査で認知症の早期診断を行う技術が開発されています。今現在の医療では、ある程度症状が進行しないと認知症の診断はできませんが、もし、発症前に血液検査で認知症が診断できれば、早期治療につながります。今回の記事では、血液検 …
2021-11-24 認知症治療の新星「ジンジパイン阻害薬」は特効薬ではないが重要と考えられる理由 最近特定の歯周病菌が分泌するタンパク質分解酵素(以下:ジンジパイン)がアルツハイマー型認知症の発症・進行に関与しているという研究結果が明らかになりました。その結果、ジンジパインの働きを阻害する薬が認知症の発症を予防する可 …
2021-11-18 【お薦め本の紹介】認知症になった蛭子さん~介護する家族の心が「楽」になる本 認知症専門外来をやっていると、同じ事柄でも、深刻に捉えてしまうご家族と、笑いにしてしまうご家族があります。長期戦になる認知症介護においては、できるだけ笑いにしてしまいたいものです。その点、〝おとぼけキャラ〟から「おと」が …
2021-11-04 【お薦め本の紹介】事件でなければ動けません 困った警察官のトリセツ できれば警察とは関わらずに生きていきたいものです。しかし、最近のストーカーまがいの延長による凶悪犯罪を目にすると、警察とのかかわり方も勉強する必要があります。元警察官の古野まほろさんの『事件でなければ動けません 困った警 …
2021-11-02 認知症患者さんの「罵声・暴言」その理由と専門医の対処方法は 先日も患者さんに、「医者は患者さんに説明する必要がある」、「先生は何も説明してくれない」、「こんな先生には二度とかかる必要がない」と罵声・暴言を浴びせられました。ご家族は、とても申し訳なさそうに、平謝りです。しかし、認知 …
2021-10-22 認知症患者さんの不動産売買の可否について専門医が解説 認知症専門外来をやっていると、ご家族から「認知症患者さん名義の不動産売買の可否」について質問されることがあります。認知症患者さんの名義の不動産を隣地の方が購入を希望されることが思いのほか多いのです。今回の記事は、FP資格 …
2021-10-20 高齢者の歯の「残根処置」・医科歯科連携で認知症対策 先日、敷地内の歯科医に受診された認知症患者さんのご家族から、質問を受けました。「歯科の先生から、残根歯を抜くことを勧められたのですが、迷っています」とのこと。さらに、「痛みも何も訴えないので様子見でいけないでしょうか?」 …
2021-10-11 治る認知症…慢性硬膜下血腫について。専門医でもCTを撮らないと分からない、とは 認知症の外来では、「認知症が1~2か月で進行した」といって受診されるご家族がいらっしゃいます。しかし、認知症が1~2か月で進行することは、殆どありません。認知症という病名は、あくまで症候群であり、その中に100を超える原 …
2021-10-04 甲状腺機能低下症は治る認知症!医師でも難しい鑑別と治療方法を解説 「意欲が失われ、表情もない」「動きもゆっくりで、足元がおぼつかない」「記憶力低下もあるようだ」。 一般の方はこれで「認知症だ」と思われるかもしれません。 しかし、認知症に間違えられる疾患がいくつかあります。認知症じゃない …