認知症専門外来

何もできないのに威張る!困った80歳代男性の対処法

Angry senior man scolding

当院は認知症を専門としています。そのため患者さんも高齢者の方が中心です。そんな毎日の中、本当に本当に本当に困らされる人たちがいます。年齢と性別でいうと、80歳代の男性患者さんが多いようです。私が医師として困る以前に、家族も困り、ケアマネさんも困り、介護現場も困っています。 毎日数人の困った80歳代男性が受診しています。これらの困った現象は、彼らの生まれた時代背景、加齢、病気が複雑に関わりあっ...

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認知症治療の新しい視点・グリア細胞薬の可能性について専門医が解説

Doctor, surgeon analyzing patient brain testing result and human anatomy on technological digital futuristic virtual computer interface, digital holographic, innovative in science and medicine concept

アルツハイマー型認知症の研究は、アミロイドβが神経細胞を損傷するという「アミロイド仮説」に基づいて進んでいました。しかし残念ながら、製薬会社が莫大な開発費をかけても治験の失敗が続いています。臨床の現場で認知症患者さんを診ている私自身は、そもそも「アミロイド仮説が間違っているのでは?」と考えていました。 そんな中、従来の神経細胞でなく、神経細胞の周囲に存在する「グリア細胞」が認知症の原因ではな...

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週刊誌の見出しに惑わされないで!抗認知症薬の副作用を専門医が解説

Senior man taking pills

最近週刊誌では、「薬で認知症は治らない 」「効果は物忘れ、注意力の一時的改善」「妄想、食欲低下の副作用」などの特集が組まれています。内容を読めば、それなりに専門医の意見も書かれています。しかし、多くの方は「見出し」だけをみてやはり「認知症の薬は副作用が怖い」「認知症で医療機関に受診しても無駄」と間違った判断をされてしまうのではないでしょうか。 確かに毎日認知症患者さんを診察していると、薬の副作用...

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著者が解説「認知症専門医が教える! 脳の老化を止めたければ 歯を守りなさい! 」

この度、私は新著「認知症専門医が教える! 脳の老化を止めたければ 歯を守りなさい! (かんき出版)」を上梓させていただきます。(2018/11/8発売 1180円+税) 発売日は「いい歯の日=11月8日」、値段もイイハ(1180円)となりました。 なぜ認知症の専門医が、歯の本を出版するか疑問をお持ちかも知れません。今回の企画は編集長さんからの依頼でした。「多くの歯医者さんが、歯と身体の...

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レミニール(ガランタミン)の効果、使い方、副作用を専門医が解説

Amount of medications increases with age

皆様の親御さんが、抗認知症薬レミニール(一般名:ガランタミン)を処方されたとします。そんな時、どういう効果があるのか? 飲むとどうなるのか? どんな症状が良くなる?などと考えるでしょう。 さらに、うちの親の認知症の程度にあっているのか? この薬の副作用は? この薬を変えることはあるの? などの疑問が沸くものです。 今回の記事では月に1,000人の認知症患者を診ている認知症専門医の長谷川...

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フランス厚生省が抗認知症薬を医療保険から除外!? 専門医の考察は

Alzheimers Disease concept , Brain degenerative diseases Parkin

フランスから驚くべきニュースが届きました。「2018年6月1日、フランス厚生省はプレスリリースを発表。現在、アルツハイマー病の治療のために使われている薬を、8月1日より医療保険のカバーから外す」というものです。紹介してくださったのは、Yahoo!個人ニュースで執筆している市川衛さんです。(出典:アルツハイマー病治療薬・フランスで医療保険から外れる 変わる認知症治療の潮流とは) 今回、対象とな...

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口腔ケアで認知症患者さんの症状が改善!医科歯科連携の重要性とは

Professional dentist office

平成30年2月に、当クリニックでは歯科衛生士さんを採用することで認知症専門外来に口腔ケアを導入しました。もちろん、口腔ケアは医科では算定はできませんので、ご家族の同意のもと無料で提供しています。 たった2か月ですが、認知症専門医として多くの気づきを得ました。また認知症の患者さんで数回の口腔ケア後に劇的な改善を看られたケースも経験しました。 今回の記事では歯科治療・口腔ケアが認知症患者さ...

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脳神経内科とは・脳〜神経〜筋肉の症状で第一選択にすべき診療科目

Figure of human brain with neurologic hammer on a background of spiral computer tomography (SCT) or magnetic resonance tomography (MRT) picture close up. Idea for diagnostics in neurology

診療科目「脳神経内科」をご存知ですか? 以前は「神経内科」と言っていました。聞いたことはあるかもしれません。でも具体的に何をやるところかは、実際にかかった方ではないとまだまだ認知度が低いかと思われます。 (平成30年より学会によって、従来の神経内科が脳神経内科に呼び名が変わりました。) 自分は、祖父が認知症であった経験から医師を志し、脳神経内科を専門にしました。しかし当初は「認知症を専...

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認知症になったら何科を受診?専門医の探し方や見極めのコツ教えます

Medical doctor in front of a computer

認知症の疑いがあったり、実際に症状が認められたら、どこの医者にかかれば良いのでしょうか? 多くの方の疑問であると思います。 実際、「認知症専門医」として看板を掲げているところは少なく、反面、認知症が得意そうに装っているクリニックがあるのも事実です。 認知症は、知ることが大事です。知ることで不安から解消され、ご家族が患者さんに対して正しい選択ができ、後悔しない介護をすることができま...

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見当識障害・認知症専門医が伝える症状、治療法、対応のコツ等全知識

Sad senior man forgot how old is

最近、父の「物忘れ」が多くなってきたようだ。「オヤジもそろそろ認知症かも…」と思って医師の診察を受け、一言。 「お父さんは少し認知症の傾向がありますね。見当識障害も見られます。まあよくある認知症の症状ですよ。」このように言われることがあります。あまりなじみのない言葉なので、多くの疑問を持たれることがあるでしょう。 見当識障害(けんとうしきしょうがい)とは、医学用語では失見当識(しつけん...

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