病気

死亡者は交通事故より多い!薬剤耐性菌の怖さを認定内科専門医が解説

Elderly man with lung cancer

最近、「薬剤耐性菌」という言葉をよく聞きます。多くの人は、「自分には関係ない」と感じているのではないでしょうか? しかし、国立国際医療研究センター病院(東京)などの研究チームは、「抗生物質(抗菌薬)の効かない『薬剤耐性菌』によって2017年に国内で8千人以上が死亡した」と報告しました。 薬剤耐性菌の死者数を全国規模で調べた研究は初めてであり、その数の多さには驚きです。しかも今後も薬剤耐性菌の...

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インフルエンザの経鼻ワクチンが、痛み以上に有効な5つの理由

Sick girl sprays the spray from runny nose into the nasal pass

毎年、冬場になるとインフルエンザワクチンが話題になります。私は、毎年1,000人以上にインフルエンザワクチンの予防接種をします。しかし、その私自身は注射を打たれることは苦手です。そのため、毎年、全スタッフの予防接種が終了後、周囲にせかされて「嫌々」打ってもらっています。 やはり、医師とは言え針を刺されることは嫌なのです。そんな注射嫌いの方に朗報なのが、「インフルエンザの経鼻ワクチン」です。鼻...

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総合内科専門医が断言、インフルエンザ予防のためには歯を磨け!

令和2年は例年より早くインフルエンザの感染が猛威を振るっています。昨シーズンは私自身、医師会の仕事で一晩で30人を超えるインフルエンザ患者さんを診察するほどでしたから今期はどうなるかすでに心配です。 実はインフルエンザは、風邪とは異なります。突然の発熱、倦怠感、筋肉痛により仕事も通学も禁止となります。そのため誰もがかかりたくはないものです。 そんなインフルエンザの予防として、手洗い、う...

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咳が止まらない…総合内科専門医が病院受診を勧める7つの原因とは

coughing woman. catching a cold. health care concept.

咳(せき)が止まらなくて困っている患者さんはたくさんいらっしゃいます。実は咳・痰は生体防御のひとつでもあります。痰を伴う症状の初期は、むやみに止めることより、気管支を広げて咳をしやすくすることで気管支内の異物を痰として体の外に出すことが大切です。 一方で、咳が長引くと身体へも負担をかけますし、周囲の方にも心地良いものではありません。今回は、総合内科専門医である長谷川嘉哉が止まらない咳の原因と...

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胃腸風邪:判定方法と感染予防方法を総合内科専門医が解説

感冒の流行で代表的なものはインフルエンザですが、突然の嘔吐や下痢で発症する胃腸風邪にかかる方も少なくありません。 胃腸風邪は感染力が大変強いため、いったん流行ると、小児から大人さらには高齢者まで、広範囲に感染が広がります。症状も、悪心・嘔吐・下痢のため不快で、仕事や学業にも支障をきたすため、できれば罹りたくない病気です。 正直、私も普通の風邪やインフルエンザの患者さんは、マスクもつけず...

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葛根湯・医師長谷川が自信をもってお勧めする漢方薬の効果と使い方

Root of kudzu vine,puerarin

風邪がはやっていますね。外来では西洋医療を基にした総合感冒薬が処方され、ドラッグストアでもいろいろな製品を見比べて購入されているかと思われます。 実は、総合感冒薬は風邪そのものを治療するのではなく、風邪の今ある症状(熱、喉の痛み、せき、鼻水等)を和らげる効果しかありません。いろいろな人の様々な風邪の症状にマッチするようにあらゆる成分が加えられています。症状の緩和には効果があるようですが、不要...

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医師が提言!大腸がんになりなくなければ、歯周病を治しなさい

Smiling and satisfied patient after treatment

このほど、歯周病が大腸がんの発症にまで関与する可能性が示唆されました。口腔内と大腸はつながっていて、消化管の入り口と出口と言えます。考えてみれば入り口の環境が、出口に影響を与えることは当たり前とも言えます。 今回の記事では、認定内科専門医であり、クリニックに歯科用のチェアを常備している長谷川嘉哉が、研究結果をもとに歯周病と大腸がんの関係についてご紹介します。 1.「大腸がんと口腔内細菌関連...

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ジャニー喜多川さんが発症!高齢者のクモ膜下出血を専門医が解説

Elderly patients in hospital bed

2019年7月1日ジャニーズ事務所はジャニー喜多川氏が解離性脳動脈瘤によるクモ膜下出血で入院中であることを発表しました。ジャニー喜多川氏は87歳と高齢で、6月18日に体調の異変を訴えて救急搬送、解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血と診断されて治療に専念しているということです。 クモ膜下出血は、突然死の原因でもあるため、早期発見が何よりも大事で、必要があれば手術も必要です。しかし、高齢者の場合...

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上皇后美智子さまが異常を指摘されたBNPとは?・・総合内科専門医が解説

Doctor showing heart hologram from computer.

2019年6月7日宮内庁は、「上皇后美智子さまが近く宮内庁病院で、心臓の検査を受ける」と発表されました。その週初めに行なった定期的な血液検査で、「心不全の診断指標となるホルモンBNP値が正常値を上回っており」ということで、詳しく検査なされるとのことです。 数ある検査項目の中でも、BNPは聞きなれないのではないでしょうか? しかし、臨床の現場では数年前から測定することが可能になりました。心不全...

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インハンドで山下智久が苦しむ幻肢痛とは?【脳神経内科医が解説】

Collaje of winter cold meeting fire heat over woman

私が最近、はまっているドラマに「インハンド」(TBS系金曜夜10:00〜)があります。その中の主人公である山下智久さんが、失った右腕の痛みに苦しむシーンが毎回描かれています。「失った右腕が痛い?」 とても不思議な現象ですが、すべての感覚は脳の電気信号により痛みとして感じます。つまり、腕や足があろうがなかろうが、脳が感じれば痛みが生じるのです。 こんな幻肢痛は、脳の未知なる現象の一つと言えます...

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