在宅医療

パーキンソン病治療薬エフピー錠をアジレクトヘ変更を強く薦める理由

Parkinson and alzheimer female senior elderly patient with physician doctor exam in hospice care room.

パーキンソン病の治療薬にはいくつもの種類があり、患者さんによって使いわけます。その中にMAOB阻害薬があります。パーキンソン病の治療においては重要な薬です。しかし、MAOB阻害薬の中で、エフピー錠(一般名セレギリン)は、覚せい剤原料に分類されます。そのため、先日ある介護施設さんから、「エフピー錠を服薬している患者さんの利用はお断りいたします」と伝えられました。 恥ずかしながら、私はエフピー錠...

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医師が鍼灸あん摩マッサージの同意書を書きたくない理由とは

Disapproval for bribe

鍼灸あん摩マッサージを受ける場合、健康保険を利用することができますが、医師による同意書が必要となります。しかし、医師としては、患者さんから依頼されれば、なんでも同意書を書けるわけではありません。そこには明確なルールがあります。そのため、医師が同意書の記載を拒否する場合もあるのです。私自身も14年間、鍼灸に通っていますが、保険を使わずに全額自費負担で利用しています。それには確固たる理由があるのです。...

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在宅医療の現場で深刻化・今後急増する8050(7040)問題とは

Older women who have problems

8050(7040)問題という言葉をご存知でしょうか? 50代のひきこもりの子と80代の親、40代のひきこもりの子と70代の親という家族があります。ひきこもりが長期化して、当事者が中高年に達し、高齢の親の問題と併せた深刻な社会問題を指す言葉です。 多くの方はこんなケースは稀と考えていらっしゃるかもしれませんが、在宅医療や認知症専門外来では、普通に存在しています。時に、通常の医療とは異なる対応...

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将来のための「介護脱毛」とは・そのメリットを認知症専門医が解説

senior female patient sleeping on bed

先日、認知症専門外来で患者さんの家族から、「先生、妻の介護脱毛をお願いできる医療機関を紹介してください」とお願いされました。どうやらテレビで「介護脱毛」のことを特集したらしいのです。ご家族はそのテレビを見て私のところに訪ねて来られたようでした。 私は専門医として、認知症についての質問については殆ど回答できる自信があります。しかし、今回のケースは「介護脱毛?」「この年齢で脱毛?」「何のために?...

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週刊誌の見出しに惑わされないで!抗認知症薬の副作用を専門医が解説

Senior man taking pills

最近週刊誌では、「薬で認知症は治らない 」「効果は物忘れ、注意力の一時的改善」「妄想、食欲低下の副作用」などの特集が組まれています。内容を読めば、それなりに専門医の意見も書かれています。しかし、多くの方は「見出し」だけをみてやはり「認知症の薬は副作用が怖い」「認知症で医療機関に受診しても無駄」と間違った判断をされてしまうのではないでしょうか。 確かに毎日認知症患者さんを診察していると、薬の副作用...

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認知症患者さんが入浴を嫌がる理由と対策を専門医が解説

Senior bathing image

認知症患者さんが、入浴拒否することはよくあります。もともと風呂好きであった方でも、入浴嫌いになるから不思議です。患者さんが入浴をしないと、ご家族がとても心配されます。ですが、入浴拒否は認知症患者さんではとてもよく見られる症状とまずはご理解ください。 そもそも、私は多くの入浴拒否の患者さんを診てきていますが、入浴拒否で病気になった方はいらっしゃいません。そもそも高齢になると、入浴をしなくてもそ...

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食事が摂れなくなった高齢者に中心静脈栄養を進めない理由とは

Hospital patient ward or ICU intensive care unit blur background with blurry medical empty bed room interior for nursing care and health treatment service backdrop

当たり前ですが、人間の最後は食事が摂れなくなって死んでいきます。しかし、そんな当たり前のことが病院では行うことが出来ません。多くの主治医は、「食事が摂れなくて放置すると死んでしまいます」という説明のもと、時に中心静脈栄養を勧めます。私は30年間高齢者を中心とした在宅医療に取り組んできましたが、中心静脈栄養はお勧めではありません。特に、食事が摂れなくなった高齢者に対しては、悲惨な最期になることさえあ...

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認知症の最期ってどうなるの? 訪問診療も行う認知症専門医が解説

認知症専門外来をやっていると、よく聞かれる質問があります。「患者さんの最期はどうなるのですか?」です。確かに認知症の患者さんは、物忘れはしますが、身体自体はとても丈夫です。ここから亡くなることなどはイメージできません。 しかし、認知症の患者さんも必ず最期を迎えます。その時に、ご家族が適切な判断ができるか否かが安らかな最期につながります。そのためにも、ご家族に認知症患者さんの最期をイメージして...

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高血圧かも?と診断されたら…家庭血圧測定を薦める5つのメリット

血圧が高い状態が続くと、血管だけではなく全ての臓器に障害が加わります。特に影響を受けやすいのが、心臓(心不全、心筋梗塞、狭心症)、腎臓(高血圧性腎不全)、脳(脳出血、脳梗塞)です。そのため高血圧かどうか調べることは、病気の発症予防のために大切な検査になります。しかし血圧は、病院で測定すると高くなってしまう方もいらっしゃいます。ですから検診等で高血圧を感じた方は、日常生活の中で血圧を測定することをお...

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食事量の減った方には、食事よりラコールを優先して欲しい理由を医師が解説

Elderly women hospitalized

多くの医師は、患者さんの食事量が減ってきたり、胃瘻から栄養を入れる場合、半消化態栄養剤のラコールを薬剤として処方します。そして処方後、数か月たつと、なーんと髪の毛は黒々として、髪の毛も増えてくるのです。これは現場の医療従事者の中では公然の事実となっています。もしかすると、ノーベル賞級の秘密が半消化態栄養剤には含まれているのかもしれません。今回の記事では認定内科専門医の長谷川嘉哉が、高齢者に使用する...

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