社会

2階に上げて、はしごを外す

平成27年4月の介護報酬の改訂は厳しいものでした。特に、小規模なデイサービスや、グループホーム、特別養護老人ホームの減算は驚くほどでした。これらのサービスは比較的収益性が高かったため、多くの事業者が参入していました。まさか、こんな減算を受けるとは予想していなかったと思います。 しかし、長年医療に関わっているものからすると驚くことではありません。これは厚生労働省得意の、『2階に上げてから、はし...

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介護職の給与はなぜ低い?

皆さん、漠然と『介護職員の給与は低い!』と思っているのではないでしょうか?中には、『会社が暴利をむさぼって、職員に還元していないのでは?』と思われている人もいるようです。これは全くの誤りで、介護事業特有の厳しい現実があるのです。 介護事業の売上は、介護保険からの報酬と、保険外の自己負担から成り立っています。ここで職員の給与を高くするにはどうすればよいでしょうか?ビジネス的には、職員一人あたり...

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高齢者の地方移住 政府後押し!?

こんな記事がありました。“平成27年6月12日、政府は「まち・ひと・しごと創生会議」で、大都市の高齢者が地方に移住する動きを後押しする方針を明記。2016年度からモデル事業を実施し、移り住んだ人が安心して老後を過ごせるような施設や環境をつくっていく。202の自治体が関心を示しており、長崎県など1県3市が先行して検討を始めた。”  マスコミ等では、年を取ってからの移住について反対の意見が多く述べら...

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介護度3以上でしか支払われない終身介護保険に加入してはいけない!

先回までご紹介したように、とにかく介護にはお金がかかります。65歳から74歳までの介護認定率は4%。これに対して、75歳を過ぎたとたん、認定率は29%へはね上がります。ある意味、避けて通ること自体無理なのかもしれません。実際には死亡した場合は何とかなるものです。それよりも、介護が必要な状態で生き残る。その上、生命保険の“高度障害に適応しない状態“が経済的に最も困るのです。 そのため私は、余裕...

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お金持ちが使う裏ワザ 「世帯分離」

特別養護老人ホームの中には、年金額、年齢や家族構成、世帯年収も同じなのに1ヵ月の介護費用が合計でAさんは5万1300円、Bさんは13万5500円と差があることがあります。その謎を解くキーワードが、住民票の「世帯分離」です。介護保険では、利用者は実際に利用した介護費用の1割を自己負担します。ただし、収入によっては1割でも支払いが厳しいこともあります。そのため、1ヵ月の自己負担額は収入に応じた限度額が...

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『金融資産の外貨比率は何%?』

最近、講演やセミナーなどで機会があれば、演者にお伺いする質問があります。『個人の金融資産の外貨比率は何%ですか?』です。聴衆の面前で聞けなくても、自分が主催者であれば講演の前後の控室で伺っています。その際の反応は、2つに分かれます。“質問の意図が理解できずに不思議な表情をされる方”と“瞬時に意図を読み込んで明確に回答される方”です。 今の時代、それなりの立場で生きていれば、この質問の意図は理...

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国家財政は昭和19年?

2015年3月6日京王プラザ東京で一般社団法人〇の会(まるのかい)オープンフォーラムの講演をさせて戴きました。その際、参議院議員の藤巻健史さんとご一緒させていただきました。私の講演内容とは、全く違う分野の内容でしたのでとても勉強になりました。ご紹介します。 1) 3つの前置き ① 今日の話で皆さんが損をされても自己責任です。ただし、投資で損をされたら一緒に大泣きしましょう ② 今日の話は...

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介護認定を受けている方は障害者控除の対象です。

毎年、この時期にお知らせしている情報です。 皆さん、確定申告時の障害者控除をご存知ですか?納税者自身又は控除対象配偶者や扶養親族が所得税法上の障害者に当てはまる場合には、一定の金額の所得控除を受けることができます。控除できる金額は障害者一人について27万円です(特別障害者に該当する場合は40万円)。 さらに控除対象配偶者又は扶養親族が、納税者又は納税者の配偶者若しくは納税者と生計を一にするその...

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年金の掛け金も払わないような人が、貯金できるわけがない!

認知症専門外来では、初診の段階で年金額をお伺いします。今の時代、年金額知らずして適切な診療はできないのです。医療介護の現場ではそれほど年金が大事です。そんな気持ちから投稿した記事が以下です。 “神経内科専門医の立場から年金について申し上げたい。通常、入院により働けなくなった場合、最初に傷病手当(これは厚生年金のみだが)が18ヶ月支給される。障害が残った場合は、障害年金が支払われる。さらに不幸...

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山を登る人、山を作る人

最近、分野に関わらず生き方には、2種類あるように思えます。『山を登る人と、山を作る人』です。従来の組織の中で、確実に山を登っていく人と、新しく山を作ってしまう人です。医療で行けば、大学や大病院といった組織の中で生きている人と、新しく組織を作り新しい価値観を生み出している人たちです。もちろん、どちらが良くて、どちらが悪いといった単純な話ではありません。しかし従来の組織が、時代の変化についていけない”...

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