成功したいけれどメモを取らない不思議な人たち。そのリスクを解説!

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Content Manager Interviewing Applicant

先日、同級生から後輩が開業したいので話を聞きたいということで食事をする機会がありました。私自身、医療コンサルもしているのでその方の問題点はすぐに把握できました。そのため、重要度の高いものからアドバイスをしたのですが、その方は、まったくメモを取りません。その時点で私は頭の中では「この後輩には、二度とアドバイスをする価値はない」と見捨てていました。さすがに同級生が「メモを取らなくて良いのか?」とアドバイスしたのですが、やはりメモを取りません。

実は、コンサル的にはこのときに「メモを取るかとらないか」で今後ほぼ成功するか否かが決定します。それだけでなく認知症専門医としては、メモを取らない人は、加齢に伴う前頭葉機能低下の影響をまともに受け、社会生活に影響を受けやすいと考えます。

今回の記事では、メモを取る重要性についてビジネスおよび認知機能の両面からご紹介します。

1.メモをとるとは?

Senior businessman of thought face

メモを取らないと忘れやすいことには理由があります

メモとは、単に聞いたことを書き写すだけではありません。

1-1.行動の第一歩

メモを取る行為は、すべての行動の第一歩といえます。メモを取らなかったことはすぐに忘れてしまい、行動に移されることはありません。ちなみに、人間の記憶は、復習しなければ1〜2週間で完全に忘れてしまいます。メモがなくてどうやって復習できるというのでしょうか?

1-2.ワーキングメモリーを開放して、新たな情報収集

人間が記憶して行動するためのワーキングメモリーは、若くても7つ程度です。つまり、どんなに頑張っても7つ以上の事を同時進行することはできないのです。しかし、生きているうえでは、毎日次から次へ課題が起きてきます。家を出る際の配偶者からの依頼、職場で部下・同僚・上司からの依頼、仕事先からの依頼。あっという間に7つのワーキングメモリーは一杯です。そんなときに、メモを取り、活用するとワーキングメモリーが解放され、新しい課題に取り組むことができるのです。

1-3.短期記憶が長期記憶となり、創造的な仕事ができる

いったんメモをすることで、ワーキングメモリーを解放。その後、メモに基づいて課題に改めて取り組むと、復習効果により短期記憶であった課題が、情報として長期記憶化されます。長期記憶された情報は、簡単に忘れることがありません。必要に応じて取り出すことができ、やがて創造的な仕事につながります。以下の記事も参考になさってください。

一見無意味な詰め込み教育にも意味がある!理由を認知症専門医が解説

2.メモを取らないと

実は、メモを取らないと以下のデメリットが生じます。

2-1.アドバイスをした人への最大の非礼

人にアドバイスを求めながら、メモを取らないことは、相手に対して極めて非礼です。真剣な態度で話を聞いているということが話者にも伝わり、さらにもっと話を引き出しやすくなります(たとえ録音していたとしてもです)。このようなアドバイスをする人は、「メモを取りなさい」などとは、決して教えてくれません。メモさえ取ることをしなければ心の中で「二度とアドバイスはしない」と思っているだけです。

2-2.予想されたミスをする

メモを取らないと、せっかく指摘されたポイントで失敗をします。世の中には、予想のできないミスはおこるものです。しかし、予想されるミスを、予想通りミスされる方も結構多いのです。

2-3.いつまでも他人だより

メモを取る習慣のない方は、いつまで経っても学習しません。そして、予想されるミスを繰り返します。決して成功することもなく、自立することもありません。アドバイスをする人の問題でなく、自分の問題であることに気が付かず、アドバイスを求める相手を探し続けるのです。

Young unrecognisable female college student in class, taking notes and using highlighter. Focused student in classroom. Authentic Education concept.

今よりも脳が若かった頃でも、覚えたいことは必死で書き留めたものです

3.メモを取らずに年を取ると

メモを取る習慣がないと、加齢に伴う仕事上のデメリットも生じます。

3-1.若さで補えない

メモを取る習慣がなくても、若いうちは、記憶に頼り何とか仕事はできるものです。しかし、40歳を超えるころには、加齢伴いワーキングメモリーの機能が落ちてきます。一般的に30歳代では7つあったワーキングメモリーが5つに減ると言われています。こうなると、徐々に仕事上のミスが増えてくるのです。

3-2.メモを取る同世代に比べ、仕事ができない

メモを取る習慣のある人は、そのような加齢変化を、メモと行動力でカバーできます。そのため、仕事上のミスも少なく「仕事ができる」を維持することが出来ます。それに比べ、メモを取る習慣がないといわゆる「できない中高年」になってしまうのです。

3-3.行動が伴っていないので魅力に乏しくなる

メモを取らない、それに伴う行動力もない、その上、仕事もできない。そんな中高年には、人望も伴いません。結果として、極めて魅力のない人間となります。ちなみに、ワーキングメモリーは脳の前頭葉の機能です。加齢によるワーキングメモリーの低下をメモでカバーできないと、認知症にまで進行する可能性があるのです。

4.成功するクライアントの特徴

実は、経営コンサルをしていると、成功するクライアントは行動で分かります。

4-1.メモする

成功するクライアントは恐ろしいほど、メモを取ります。少なくとも、私は初対面でメモを取らない人間は、絶対成功しないのでクライアントを引き受けません。

4-2.まとめる

現在、10名のコンサルタントを行っていますが、そのうちの二人は、コンサル終了後に「本日学んだこと」をまとめて送ってくれます。インプットした情報を、まとめることで長期記憶化する行動を自然と行っています。この二人は、他のクライアントに比べて桁違いの実績を上げています。

4-3.質問項目をまとめて臨む

桁違いの実績を残す二人は、コンサルの前に「本日、伺いたいこと」をまとめて送ってから望みます。この二人は、予習・学習(メモ)・復習の流れが完璧です。同じ時間をかけても、成果が出るのは当たり前なのです。一方で、メモを取らない人間は、どれだけ時間をかけても、無駄なのです。

5.まとめ

  • メモを取らない人は脳の働きから見ても、分野に関わらず成功はしません。
  • メモを取ることは、行動の第一歩であり、相手に対する礼儀でもあります。
  • メモは、情報を長期記憶化することで知恵になり、成功につながるのです。
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