過剰飲酒する大柄な人ほど手がかかる人はいない

認知症外来をしていると、
老後に備えて、若いうちから
改めておいた方が良い習慣があることに気づきます。
その二つ目は、
過剰な飲酒です。
人間、習慣を変えることはなかなかできません。
認知症になって、
多くのことを忘れても、
お酒を飲むことは忘れません。

偏見かもしれませんが、
お酒への執着が強い人は、
認知機能の低下も
運動機能の低下も
年齢に比し進行しています。

原因としては、
執着が強いあまり、
アルコールの適量が、
(1日ビール350mlもしくは日本酒1合)
守れないことです。

過剰な飲酒は、
脳自体を委縮させます。
頭部CTを見れば、
過剰な飲酒歴は分かってしまいます。
結果、認知機能の進行も早く
運動機能も低下します。
運動機能の低下した
認知症患者さんが、
ヨボヨボしながらも
飲酒には執着する。


長谷川嘉哉監修の「ブレイングボード®︎」 これ1台で4種類の効果的な運動 詳しくはこちら



当ブログの更新情報を毎週配信 長谷川嘉哉のメールマガジン登録者募集中 詳しくはこちら


そもそも認知症になると、
飲酒をしたことを忘れます。
そのため、放っておくと
永遠に飲酒を続けます。
過剰な飲酒の結果、
暴言・暴力行為が現れ、
時に転倒して骨折。
不思議とこのタイプの方は、
背が高い、大柄の方が多い。
そしてなぜか配偶者は
華奢で、小柄の方が多い。
手が焼ける事は、半端ではありません。

できれば、若いうちに
過剰な飲酒習慣は止めておいた方が、
社会・家族に
迷惑を掛けずに済むのです。

error: Content is protected !!
長谷川嘉哉監修シリーズ