自分のために化粧をしてくれる女性達?

2015-04-29

男として嬉しいことがあります。以前、グループホームの入居者Kさんが見えました。私は定期的にグループホームに診察に出かけます。私が到着するとKさんは、そそくさと部屋に入っていかれました。そして診察の最後に、自分の前に現れました。最初の頃は、Kさんの行動の意味が分かりませんでした。そうするとスタッフが教えてくれました。『Kさんは先生が来ると部屋に入り、しっかりと化粧をしてから最後に診察を受けられるのですよ』

嬉しいと思いませんか?Kさんは常日頃はお化粧をすることはなく、唯一、自分のためにお化粧をしてくれたのです。ある意味、世の中で唯一自分のためにお化粧をしてくれた女性であったのです。そんなKさんもお亡くなりになりました。


長谷川嘉哉監修の「ブレイングボード®︎」 これ1台で4種類の効果的な運動 詳しくはこちら



当ブログの更新情報を毎週配信 長谷川嘉哉のメールマガジン登録者募集中 詳しくはこちら


最近では、Mさんが代わりに自分のためにお化粧をしてくれます。今は、自分と橋本先生が交互に診察に行きます。あるとき、橋本先生の予定の日に自分が訪問しました。グループホームに到着すると、なんとお化粧をしていないMさんとバッタリ。Mさんは恥ずかしそうに顔を伏せて部屋に戻られました。その後、しっかりとお化粧をしてから自分の診察を受けてくださいました。スタッフに聞くと、Mさんは診察日には必ず、当番医が自分か橋本先生かを確認されるそうです。その上で、自分の時にだけお化粧をされるそうです。まさに、自分のために化粧をしてくれる女性であり、とても愛おしくなります。    同時に男として、橋本先生には少し優越感です。ちなみにMさんは85歳ですが・・

error: Content is protected !!
長谷川嘉哉監修シリーズ