ベンツに乗る経営者はなぜ成功しないか?

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顧問会計士の曽根康正先生に厳しく指導された事に、“少し儲かったぐらいで高級車に乗るな!”があります。この言葉にはとても感謝していますし、以下のように理屈も通っています。

まず、経営者として未熟な段階で高級車に乗っても、周囲から心からの応援はしてもらえません。取引先、銀行の担当者からも、好感は持たれないものです。自分も、院外薬局の出店を頼みにきた社長が、最高級のベンツに乗って来院されました。。“クリニックあっての院外薬局”という立場が分かっているとは思えなかったので、丁重にお断りしました。

もう一つ忘れてはいけないことに、高級車に乗っている経営者を働くスタッフがどう思うかです。曽根先生はいつも言われます、“社長が高級車に乗ってスタッフが喜びますか?それよりも少しでも待遇を良くするべきではないですか?”。まさに言われるとおりです。

さらに車は、投資、消費で言えば間違いなく消費です(場合によっては浪費)。経営とは、投資にはお金を惜しんではいけませんが、無駄な消費はどこまでも抑えなければいけません。無駄な高級車に乗っていること自体が、経営者しての投資家的発想が欠如しているのです。

最後に最も大事なことは、高級車に乗ることが認められ、そして注意されることもない仲間達です。このような取り巻きしかいないようでは、仮に成功しても、誘惑に誘われて本業がおろそかになり失敗することが目に見えています。まさに西田文郎先生の言う “ツキのない奴はツキのない奴同士で集まる”です。

しかし、お金を儲けて消費することも世の中のためになるものです。そのため決算書上の数値がある程度(相当?)良くなると、曽根先生から高級車を買っても良い許可が出ます。しかし、そうなるとなぜか高級車に乗ることなどには関心がなくなるから不思議です。自分も5年落ちで14000㎞しか走っていない200万円の車に乗る方が、高級車に乗っているより皆さんから賞賛されることに快感を覚えています。最近では、曽根先生も年を取られて以前よりパワーが落ちてきています。これからは、曽根先生に変わって若い経営者に憎まれ口を叩いていくことも大事かな?と思っています。

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