毎月1,000人以上、各種認知症患者さんを診療。専門医による認知症予防や高齢者医療、介護生活に役立つブログです。

命がけ!?で介護する男性たち

認知症患者さん462万人、早期認知症400万人の時代です。数字からも、かなりの頻度で夫婦のいずれかが認知症になります。そうなると、どちらが先に認知症になるかで介護スタイルは変わってきます。外来で見ている限り、妻が先に認知 …

認知症患者さんは大げさ?

認知症の患者さんに対する処方薬は、多くなる傾向があります。理由は、認知機能が低下してくると“大げさに”になるからです。例えば皆さんが、お腹が痛くなったとします。その時に、過去の記憶を思い出しながら、“これは便が出る前の痛 …

薬の飲み残しは、認知症の初期症状

先回、高齢者の「残薬」の問題を紹介しました。しかし認知症の専門医からすると、『薬の管理』は結構難しいものなのです。そのため認知症初診では必ず、“薬の服薬管理”についてお聞きします。 通常、認知症の側頭葉を評価するMMSE …

高齢者の「残薬」深刻!

先日、こんな記事がありました。 “複数の病気を抱える高齢者が処方された多種類の薬を飲みきれず、自宅で大量に見つかる「残薬」が問題になっている。薬を服用せずに症状が悪化したり、医師が服用を前提に別の薬を処方して副作用が出た …

お賽銭はいくらがいいのか?

先日、ご縁をいただいた長谷川浩之さんが、新刊『お賽銭はいくらがいいのか?』を出版されました。長谷川さんは白潟天満宮権禰宜。宮司の長男にもかかわらず、早稲田大学商学部へ進み、会計士の資格を取得。その上神職でもあるという異色 …

2階に上げて、はしごを外す

平成27年4月の介護報酬の改訂は厳しいものでした。特に、小規模なデイサービスや、グループホーム、特別養護老人ホームの減算は驚くほどでした。これらのサービスは比較的収益性が高かったため、多くの事業者が参入していました。まさ …

介護職の給与はなぜ低い?

皆さん、漠然と『介護職員の給与は低い!』と思っているのではないでしょうか?中には、『会社が暴利をむさぼって、職員に還元していないのでは?』と思われている人もいるようです。これは全くの誤りで、介護事業特有の厳しい現実がある …

高齢者は5-10歳若返っている!

先回まで75歳以上で介護を必要とする人が29%、高齢者の運転の問題を指摘しました。一方でこんな記事もありました。『日本老年学会は6月12日、65歳以上の高齢者の身体、知的機能や健康状態についての分析結果を発表した。最新の …

重大事故! 高速道路の逆走

こんな記事がありました。“平成27年6月11日、75歳以上のドライバーを対象に、記憶力や判断力を測る「認知機能検査」の強化を柱とした改正道路交通法が11日、衆院本会議で可決、成立した。免許更新時などの同検査で認知症の恐れ …

高齢者の地方移住 政府後押し!?

こんな記事がありました。“平成27年6月12日、政府は「まち・ひと・しごと創生会議」で、大都市の高齢者が地方に移住する動きを後押しする方針を明記。2016年度からモデル事業を実施し、移り住んだ人が安心して老後を過ごせるよ …

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長谷川嘉哉監修シリーズ
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