介護保健施設総量規制

先回までご紹介した特別養護老人ホーム&老人保健施設といった介護保健施設は、2006年の介護保険改正による総量規制により、今後新規の建築は望めないのが実情です。 たしかに、100名定員の介護保健施設を作るには10億円以上の費用がかかります。 その建築には、助成金が必要になるため国としてもこれ以上の費用負担は困難かもしれません。  そのために介護保険施設を補完する目的で、民間の資源を利用した認知...

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介護保健施設(特別養護老人ホーム&老人保健施設)の実情

先回まで、介護保健施設(特別養護老人ホーム&老人保健施設)の紹介をしました。 皆さん、施設の実情をご存知でしょうか? 介護保健施設の特徴は、定員が概ね100人程度であることです。 極めて、重症度が高い高齢者が100名。これは想像を絶するものです。 皆さんは、週に何回入浴されますか? 介護保健施設では、通常週に2回が多いようです。 実は、介護保険施行前には、週1回の施設も多かったようです...

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介護保健施設(老人保健施設)

介護保険の施設系サービスのもう一つの代表的なものには、老人保健施設があります。 もともと老人保健施設は、病院と在宅の中間施設の位置づけになっています。 そのために、本来は3ヶ月程度の入所が原則です。 しかし、現実には入所者確保のために“最後まで入所可能です”と説明している施設も多くあります。 また、3ヶ月毎に、老人保健施設同士で、利用者さんを回転しているケースもあるようです。 特別養護老...

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介護保健施設(特別養護老人ホーム)

皆さん、介護保健施設をご存知でしょうか? 介護保険は、在宅系サービスと施設系サービスに分けられます。 施設系サービスの代表的なものには、特別養護老人ホームと老人保健施設があります。 特別養護老人ホームは、介護が必要な方でも特に重度介護者が対象となります。 一般的には、介護度が3以上となります。 したがって、認知症の場合、運動機能が自立している状態では、相当認知症が進んでいない限り、介護度...

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周辺症状の治療困難例?

前回、半分から2/3の症例で、周辺症状がコントロールできるとお話しました。 しかし、残念ながら周辺症状がコントロールできないケースもあります。 その場合、在宅生活を継続する事は極めて困難となります。 この場合、どこに入所もしくは入院するかの選択が重要となります。 まず、考えることは、介護保険施設で対応できるか否かです。 周辺症状が薬物でもコントロールできないわけですから、通常の介護保険施...

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周辺症状の治療 ②

漢方や介護的対応でも周辺症状が改善されない場合、統合失調症に使われる抗精神病薬を使用することもあります。 通常、アルツハイマー型認知症の場合、セロクエルやリスパダールを眠前もしくは朝晩で0.5錠から1錠使用します。 血管性認知症の場合は、グラマリールを用います。 効果判定は1週間前後で評価します。 効果は、 「変わらない」 「周辺症状が改善した」 「効きすぎて、傾眠」 の3つです。...

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周辺症状の治療 ①

周辺症状の治療には、軽度の場合、漢方薬である抑肝散を使います。 一時、抑肝散が認知症の特効薬のように報道された事がありますが、中核症状の効果はあまり期待できません。 どちらかというと周辺症状の抑制に効果があります。 漢方にしては、比較的効果も早く発現します。 ただし、最近の漢方には錠剤もあるのですが、抑肝散にはありません。 粉は大変飲みにくいため、錠剤の開発を待ちたいものです。 周辺症...

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ホームページでの認知症無料相談

前回、認知症の治療薬としてアリセプトやイチョウ葉エキスをご紹介しました。 認知症には、中核症状と周辺症状があることは以前よりお話しています。 アリセプトやイチョウ葉エキスはあくまで中核症状に対する薬であります。 そのため、適応は、認知症の軽度から中等度が対象となります。 MMSEでは30点満点中、15点程度までとなります。 しかし、中核症状がさらに進行すると、周辺症状として、幻覚・妄想・...

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健康食品の宣伝広告 

最近、外来で健康食品の是非について質問を受けます。 特に、芸能人を使って、大々的に宣伝しているものへの質問が多いようです。 効果もはっきりしないので、避けるようにお話をしています。 特に、関節に含まれるコンドロイチンを服薬する薬が目立っています。 服薬したものが、腸で分解され全身をめぐり、都合よく関節に蓄積されるとはとても思えません。 また健康食品は、薬事法により、効能・効果を謳うことは...

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根拠に基づいた認知症医療:イチョウ葉エキス

我々医師は、EBM(evidence-based medicine: 根拠に基づいた医療)にもとづいて治療を行います。 EBMとは治療効果・副作用・予後の臨床結果に基づき医療を行うというもので、専門誌や学会で公表された過去の臨床結果や論文などを広く検索し、なるべく客観的な疫学的観察や統計学による治療結果の比較に根拠を求めながら治療方針を決めるものです。 実は、認知症の治療において、EBMで効果...

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