認知症の超困難事例とは…いかに対応するかを認知症専門医が解説

Despairing senior man

私の認知症専門外来で、この2週間で2例ほど、超困難事例に遭遇しました。月に1000人の患者さんを診ていますが、一定数の超困難事例があるのです。このような方は周辺症状が強く、常に介護を要します。そのため介護サービス側としても一人介護者が取られてしまいます。そのため、介護サービスからも利用を断られます。 この状況では、介護施設の入所も不可能です。この場合、精神科入院が考えられますが、運動機能が落...

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成功したいけれどメモを取らない不思議な人たち。そのリスクを解説!

Content Manager Interviewing Applicant

先日、同級生から後輩が開業したいので話を聞きたいということで食事をする機会がありました。私自身、医療コンサルもしているのでその方の問題点はすぐに把握できました。そのため、重要度の高いものからアドバイスをしたのですが、その方は、まったくメモを取りません。その時点で私は頭の中では「この後輩には、二度とアドバイスをする価値はない」と見捨てていました。さすがに同級生が「メモを取らなくて良いのか?」とアドバ...

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インハンドで山下智久が苦しむ幻肢痛とは?【脳神経内科医が解説】

Collaje of winter cold meeting fire heat over woman

私が最近、はまっているドラマに「インハンド」(TBS系金曜夜10:00〜)があります。その中の主人公である山下智久さんが、失った右腕の痛みに苦しむシーンが毎回描かれています。「失った右腕が痛い?」 とても不思議な現象ですが、すべての感覚は脳の電気信号により痛みとして感じます。つまり、腕や足があろうがなかろうが、脳が感じれば痛みが生じるのです。 こんな幻肢痛は、脳の未知なる現象の一つと言えます...

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自宅に帰りたいわけでない帰宅願望への対応を認知症専門医が解説

Health visitor and a senior woman during home visit.

認知症患者さんの介護をしていて、ご家族や施設が困る症状に帰宅願望があります。しかし、生まれてから同じ場所に住み続けている患者さんでも、「家に帰ります!」と言って出ていこうとします。思わず「帰るってどこに?」と突っ込みたくなりますが、本人は真剣です。どうも帰宅願望は自分の家に帰りたいわけではないようです。 グループホームなどでは、夕方になると一斉に多くの入所者さんが帰宅願望を訴えます。そんな時...

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一見無意味な詰め込み教育にも意味がある!理由を認知症専門医が解説

Students studying mathematics

認知症専門外来をやっていると、相当認知症が進行していても「百人一首がスラスラと言えたり」「古典の一説をそらんじたり」「歴代の天皇陛下の名前が全部言えたり」する方がいらっしゃいます。 現在の高齢者の方は、子供のころに意味もわからないまま、無理矢理、百人一首や古典や歴代の天皇陛下の名前を憶えさせられたのです。いわゆる「詰め込み教育」です。数分前のことは覚えていないのに、子供のころに覚えた事は忘れ...

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ブレイングボード®を使って姿勢を改善!さらに痩せて見える理由とは

ブレイングループでは、認知症を予防するための運動ツール「ブレイングボード®」を開発し、多くの方にご利用いただいています。そんなブレイングボード®を女性の方々に使用してもらうと、「体重は変わらないのに痩せた?」「最近、若く見える?」と言われたなどと嬉しい報告が続いています。ブレイングボード®は、4つの運動を効率的に行うことで、足の裏から自然に姿勢も良くなります。今回の記事では、このツールを開発した認...

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ドラマ「インハンド」で、過剰清潔の無意味さを学ぼう【医師が解説】

Scientist looking through a microscope

先日、エレベータの前で乗るのを躊躇している親子がいました。声をかけると、中に蛾がいるので怖くて乗られないとのこと。自分が蛾を手で取って外に逃がしてやると、驚いた様子で御礼を言ってからエレベータに乗られました。 最近、感じるのは、「虫などを異常に毛嫌い・恐れる人」。そして、「異常なまでの清潔を求める人たち」です。彼らの行動は医学的に考えると、無意味であり、時に危険です。 そんなことをどう...

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在宅医療の現場で深刻化・今後急増する8050(7040)問題とは

Older women who have problems

8050(7040)問題という言葉をご存知でしょうか? 50代のひきこもりの子と80代の親、40代のひきこもりの子と70代の親という家族があります。ひきこもりが長期化して、当事者が中高年に達し、高齢の親の問題と併せた深刻な社会問題を指す言葉です。 多くの方はこんなケースは稀と考えていらっしゃるかもしれませんが、在宅医療や認知症専門外来では、普通に存在しています。時に、通常の医療とは異なる対応...

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将来のための「介護脱毛」とは・そのメリットを認知症専門医が解説

senior female patient sleeping on bed

先日、認知症専門外来で患者さんの家族から、「先生、妻の介護脱毛をお願いできる医療機関を紹介してください」とお願いされました。どうやらテレビで「介護脱毛」のことを特集したらしいのです。ご家族はそのテレビを見て私のところに訪ねて来られたようでした。 私は専門医として、認知症についての質問については殆ど回答できる自信があります。しかし、今回のケースは「介護脱毛?」「この年齢で脱毛?」「何のために?...

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天声人語(新聞コラム)を書き写して認知症予防!理由を専門医が解説

Desktop, office worker. News newspaper, glasses, notepad, modern mobile phone.

認知症専門外来では、よくご家族から「薬だけでなく何か認知症の改善・予防に効果的なことはありませんか?」という質問をいただきます。そんな時にお勧めしているのが、新聞の一面のコラムの書き写しです。コラムといえば朝日新聞の天声人語が有名ですが、どこの新聞でも構いません。 「ただ書き写すだけで?」と思われがちですが、脳の働きからみても多くの効果があります。今回の記事では、認知症専門医である長谷川嘉哉...

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