FPに本当に必要なものは売れない!?

2014-10-17

認知症専門医であり、ファイナンシャルプランナー(以下FP)であるためか、保険の相談をよく受けます。もちろん、私自身は保険の販売はしませんので、100%相談者の立場に立ったアドバイスをします。私は、保険商品で疑問があったら、保険請求の際の診断書を取り寄せます。専門医として、本当に保険給付を受けることができるか否かを検討します。医者をやっていると、書いた診断書に執拗に難癖をつけてくる保険会社もいるのです。まさに、払いたくないプロ(=保険会社)と払ってほしいアマ(患者さん)との戦いです。そのときに、専門医として患者さんをできるだけサポートしたいと考えています。実際、保険自体は優れていてても、診断書の様式があまりに不備であるため、お薦めしていない保険もあります。

具体的なアドバイスとしては個人の方には、共済系で基本となる保証を作ってもらいます。そのうえで、さらに必要な保証を考えます。その時に、入院や治療時の高額療養費のこともアドバイスします。サラリーマンなら、傷病手当も強い味方です。そうすると多くの方は、掛け捨て死亡保障で十分です。医療保険は、まずお勧めしません。自営業の方であれば、医療保険より所得補償を薦めます。もちろん更なる保証を希望されれば提案をします。

個人事業主や経営者の方には、何よりも最初に小規模企業共済、倒産防止共済をお勧めします。この2つを屈指すればかなりの節税と退職金が準備されます。あとは、借り入れに応じて、逓減定期保険で万が一に備えます。この段階を踏んだうえで、多くのFPが薦める経営者保険の加入を考えましょう。


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上記で提案した商品は、保険販売としては殆ど利益にならないものばかりです。ですから皆さんがFPや保険代理店に相談してもアドバイスがもらえないのです。保険販売を生業にしている方からはクレームが出そうなお話でした。

 

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