しがらみを打破!・・地元で講演会を開きます

認知症患者さんを抱えた御家族が
認知症の講演会に参加した時の目は厳しいものがあります。
研究ばかりで、患者さんを診ていない研究者や
医師会で押し付けられて講演をしている専門外の医師など
簡単に、化けの皮がはがされてしまいます。
逆に、日々の”お困りごと”に対する
解決策や共感を提供できれば、必ず評価を頂けます。
お陰様で、数年前から全国で年間50回の講演を行っています。
1000人近いお客さんが参加してくださることや、
同じ地域で、何度も呼んでいただけることもあり、
とてもありがたいことです。

今回、平成29年2月12日(日)に地元である
岐阜県土岐市の文化プラザで講演会を開きます。
“いまさら地元で講演会?”と思われるかもしれません。
しかし、地元での講演は殆どしたことがないのです。
これには、いろいろな”しがらみ”があるようです。
医師会など、全国の支部で講演させていただいていますが、
地元で呼ばれることはありません。
以前には、自分が宮崎県で認知症の講演をした日に
宮崎県の先生が、土岐市で認知症の講演をしていました。
互いの地元医師会のしがらみが、とても滑稽でした。

医師会の先生方がよく使われる言葉に、”共存共栄”があります。
“誰かが、飛びぬけることなく、仲良く発展しましょう”という意味です。
残念ながら認知症はそんなわけにはいきません。
以前、先輩で循環器専門医の先生が
“付け焼刃的に認知症患者さんを診ることと、専門医の先生が診ること、
どちらが患者さんのためになりますか?”
と質問を受けたことがあります。
この答えは明らかに認知症専門医です。
最近、専門外の先生方の認識の甘さから
進行してから受診される患者さんが増えています。
認知症については、共存共栄ではなく、
診ることができるクリニックが、
“確固たるリーダ”になる必要があるのです。


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そんな理由から、地元で1000人規模の認知症講演を行い
一般の方々に、認知症の正しい知識を広めます。
当然、土岐市や地元医師会の後援はありません。
その分、気兼ねなく真実の情報をお伝えします。
決して、患者さんを丸抱えしようというわけではありません。
“何か、おかしいな?”と思ったら、主治医はそのままで結構ですので
認知症だけは当院に受診してもらえるようになればと思っています。
皆さま、お誘いあわせのうえご参加ください。

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