悲惨!? 年金に群がる子供達

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夫婦それぞれで年金をつくり、合わせて年額360万以上の年金が確保されれば、もう安心です。といいたいところですが、現場では多くの問題があります。当院では認知症初診の段階で、『悪徳業者に騙されたことはありませんか?』という質問をします。なぜなら、それだけ騙される方が多いからです。屋根を直す、床下換気扇などといった不要リフォーム、無理やり貴金属を安い値段で買い取ってしまう押しかけ買取業者、健康食品を送りつけて請求書を送ってくる業者など実例は山のようにあります。定期的に親元を訪ね、室内に変なものがないかを確認する必要があります。悪徳業者だけでなく、子供に内緒でお寺に数百万円を寄付させられた患者さんもいましたので注意が必要です。

さらに注意は他人だけではありません。子供たちにも注意が必要です。年金を介護費用に充ててもらおうとしたら、年金の一部が子供の住宅ローンの返済に充てられていたり、生活費になっていることも多々あります。さらに、『親の介護』を口実に、仕事を辞めてしまう働き盛りの息子さんも最近増えています。本人は、「親の介護の為」と言っていますが、仕事を辞める必要はありません。親御さんの年金を使えば、充実した在宅サービスも施設入所も受けることができるのです。仕事を辞めた息子が親の年金を当てにしているため、かえって十分な介護を受けることができなくなっているのです。さらに親御さんの状態が悪化して病院等で『自然経過で看取り』を行おうとすると、息子さんが反対されることさえあります。なにしろ、親が亡くなれば、年金が当てにできなくなるからです。

こんな年金に群がる子供たちが増えてきています。早めに手を打たないと、年金も払っていない、もちろん生活保護も受けることもできない人がたくさんできてしまうのです。本人は、『親の介護のために仕事ができなかった』と言い訳するのでしょうが・・・

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