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2008年3月29日(土)岐阜新聞掲載

素描 脳リハビリ


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認知症と診断した場合、当院では薬物療法と脳リハビリの2本立てで治療を行う。薬物療法は、現在1種類のみが認可されている。3mgから開始して 5mgが標準治療である。昨年末、10mgの使用も可能となった。一方、海外ではイチョウ葉エキスも適応がある。巷には、多くの健康食品があふれている が、イチョウ葉エキスだけは別であり、希望があればご家族にもお勧めしている。本来1ヶ月分2千円程度で手に入るが、業者によっては相当に高額で注意が必 要である。

脳リハビリは、公文の学習療法を使っている。簡単な音読と計算が主体となる。人間の頭は、複雑な作業ではかえって脳の一部しか使わなくなってしま う。簡単な作業のほうが、脳全体を使うためリハビリには有効である。身体のリハビリを思い浮かべて欲しい。リハビリの動き自体はどれも簡単なものである。 それを繰り返す事で複雑な動きが可能となる。

脳リハビリの取り組みについては、認知症のレベルによって違いが見られる。極めて早期の方と、逆に高度に進行された方は、抵抗なくリハビリ導入が可 能である。少し進行した中等度の方々がリハビリへの抵抗が強い。リハビリをする事で、自分ができない事を認識する苦痛のためと考えられる。

 

これらの薬物療法と脳リハビリは認知症の改善・進行予防に一定の効果が認められる。しかしそれ以上に感じるのは、ご家族の関わりである。関心を持ち、声をかける、一緒に散歩をする、遠方からリハビリに通う。実はそのこと自体が、最も効果のあるリハビリなのである。

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