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2010年1月25日(月) 中日新聞掲載

自宅での最期支える制度を


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 先日、五十代の一人暮らしの方を在宅でみとらせていただいた。本人には強い在宅生活の希望があったが、いずれは入院が必要かと考えていた。

 訪問介護、訪問看護、訪問診療により、日曜・休日も日に何度も訪問させていただいた。結果として、最期まで希望通り自宅で生活し、自宅で亡くなった。

 高齢化社会が進む中、孤独死の問題が取り上げられる。しかし、最期の心・呼吸停止の際に周りに人がいるか否かではなく、最後までどのような生活を送ったかが問題ではないだろうか。

 今後は世帯数現象の中でも単独世帯は増えていく。自宅での孤独死を恐れるだけではなく、

支える仕組みを整えることで、多くの方々が自分

らしい最期を実現できるのではないだろうか。

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